シドニーあっちこっち

 

最近、年末年始の旅行でオーストラリアに行くようになった。シドニーは、行く度に起点になるので何度か訪問する機会があった。といっても、移動の起点、つまり、あまり長い時間滞在するわけではないので、行った場所もそれなりに限られているのだけど…

ここでは、シドニー滞在中によく利用するホテルやレストラン、見所などについて書いてみようと思う。

 

まずは、ホテル…

一番最初にシドニーに行ったのは、98年のことだから、もう4年も前のこと。そのときはフォーラム・ザ・グレース・ホテル(現グレース・ホテル・シドニー)に泊まった。名前からわかるように、インターコンチネンタル・ホテルの系列だった。まだできたばかりで、すごくきれいだったのをよく覚えている。部屋は、かなり高層階のツインルームだった。内装がWホテルにちょっと似た感じでとても気に入った。

場所も目抜き通りのジョージ・ストリートからちょっと入ったところで、とても便利だ。近くには英国風のパブもあって、夕方には会社帰りのジェントルマン?!でにぎわっていた。

その後、インターコンチネンタル・ホテル系列からサミット・ホテル系列になったと、わざわざ案内をくれた。機会がないので、その後は一度も利用していないが…

 

次に泊まったのはウェスチン・ホテル・シドニー。ここもできたばかりのころだった。このホテルは元郵便局の建物を一部利用しているので、大きな時計台がある。この時計台、今もちゃんと動いていて、毎時鐘が鳴る。最初に泊まったとき、偶然にも時計と同じくらいの高さの部屋だったので、この鐘の音がかな〜り大きく聞こえた。夜中まで鳴っていたらどうしよう?!と心配だったのだが、夜間はちゃんと鳴らないようになっていた。

このときの部屋は、タワー・ウィングのス-ペリア・ツイン。部屋もそこそこ広く、今はやりのコンテンポラリーな内装+調度品ですっきりとした感じだ。

タワー・ウィングのスーペリア・ツイン

このホテルでなにがいい!って、かのヘブンリー・ベッドとヘブンリー・シャワーである。特にヘブンリー・シャワーは、熱帯雨林の中で雨に会ったら、こんな感じ?!なのではないかと私は思っている。我が家のお気に入りである。もし可能ならば我が家にも付けたいしろものだ。

洗面台。おしゃれ〜!

このホテルにはそれ以後も2回泊まっている。そのうちの1回はタワー・ウィングではなく、ヘリテージ・ウィングの部屋だった(つまり元郵便局の建物だったところの部屋)。低層階(3〜5階)になるのだけれども、部屋はタワー・ウィングの部屋よりもかなり広い。内装はタワーと同じような感じではあるが、天井がびっくりするほど高い。

ヘリテージ・ウィングの部屋。タワーよりも木目を利用して、明るい雰囲気。

リビング・スペース。

洗面台。基本的にはタワーと同じ。

このホテルの地下は、一部フード・コートのようになっていて、ちょっとした軽食やランチがいろいろ楽しめる。

メインのレストランは、モザイクというイタリアン・コンチネンタル+パシフィック・リム料理?!のレストランである。ワインの品揃えもなかなかで、味もとてもいい。シドニー滞在中は必ず行くレストランだ。

 

この他に泊まったことがあるのは、インターコンチネンタル・シドニー。一昨年の年末(つまり世紀末?!)に滞在した。部屋は残念ながらあまり広くない。一応、すべてのものが揃っているが、ちょっと古びた感じがするのが残念だ。

ハーバー・ビューの部屋からはシドニー湾がきれいに見えるし、ロックスにも近いので、便利な立地である。

ホテル内にレストランが何箇所かあるのだが、朝食のカフェは時間帯によってはかな〜り混んでいて、並ぶこともしばしば。できれば、クラブ・フロアに滞在して、この渋滞をさけたいものだ。

年末(しかも世紀末)ということで、値段が半端じゃなかった。正規料金しかなかったので、めちゃくちゃコストパフォーマンスが悪かったように思う。

 

NEW !! 2003年年末の旅行で初めてフォーポインツ・シドニー・ダーリングハーバーに泊まった。ここは元ホテル・ニッコー・シドニー。というわけか、どういうわけか、やけに日本人の団体さんが多い。でも値段を考えると、かなりコストパフォーマンスがいいし、部屋はちょっと狭いけど、一応なんでも揃っている。

部屋の内装は、ウェスチンに似た感じのコンテンポラリーを主体に、木目をうまく生かしてあって、落ち着いた雰囲気だ。ハーバー・ビューの部屋からは、シドニー水族館や海運博物館を含め、ダーリングハーバーが一望できて、なかなか美しかった。

このホテルの一番いいところは、立地かも?!ダーリングハーバーはもちろん徒歩圏内だし、目抜き通りのジョージ・ストリートもすぐで、かなり便利。

ホテルでは朝食しか食べなかったけれど、ビュッフェにはかなりの種類のものがあったし、和食(味噌汁+ご飯)もあった。

ただ、一個気になったのは、ベル・ボーイ。朝、チェックアウトして空港に向かおうとタクシーを頼んだら、「タクシーと同じ値段でホテルのリムジンを出してあげる。」というので、値段を聞いたらA$40!タクシーと同じなわけないだろ!と言うと、「空港まではタクシーでA$40は絶対かかる!」とのたまう。今まで10回以上、空港までタクシーで行っているけれど、一度として40ドルもかかったことはない(平均25〜28ドル)。こうやって日本人をだましているのかなあ?!と悲しい気分…

しかし…年末年始の最繁期にあの値段で予約が取れるのは、うれしい限り。これからも懐具合にあわせて利用したいと思う。

(すみません。手抜きで写真をとりませんでした。)

 

次はレストラン。

忘れじのレストラン」でも書いたが、ウェスチンのモザイクエドナズ・テーブルには、シドニー滞在中は必ず1回は行く。どちらも味がいいし、店の雰囲気もとても気に入っている。

両レストランの内容を多少詳しく書くと、モザイクはイタリアン・コンチネンタル+パシフィック・リム料理という感じなので、ピザなどもあるし、その日市場から入った材料によっては、マグロステーキや牡蠣なども楽しめる。ワインはオーストラリア全般をひろ〜くそろえているし、フランスワインも置かれている。

エドナズ・テーブルは、アボリジニの伝統的なスパイスや調理法方を利用した料理を得意としていて、カンガルー、エミューなどが楽しめる。特にここのカンガルーは養殖ではなく、野生のものを利用しているということで、かなり味がはっきりとしていて私は大好きである。ワインは種類は少ないが、なかなかいいものが趣味よく集められている。

いつもこの2件ばかり行ってしまうので、他にいけないのが玉に傷。

 

みどころ?!

といっても、あまり観光らしいことはしたことがない。博物館、美術館に行くくらいか?!

最初に行った博物館はシドニー博物館。インターコンチネンタル・ホテルの向かいにある。シドニーの歴史とアボリジニの展示があると聞いていったのだけど、アボリジニについてはほとんど覚えがない。特別展でやっていた、ニュージーランドのマオリの人々の刺青に関しての展示がすごくよかったのをよく覚えているが…

オーストラリア博物館はかなり見ごたえがある。ここのアボリジニの展示は本当にすばらしいので、もし興味があればぜひ見てほしい。他にも恐竜の化石やオーストラリア特有の動植物の展示はなかなかおもしろかった。

次回は、州立美術館にぜひ行ってみたいと思っている。

ロックスはいつ行っても、観光客でごった返している。オパールの店やみやげ物屋がたくさんあるが、アボリジニ・アートの店など、見るだけでもおもしろい。道路に露天が出ていて、オーストラリアのいろんな特産品、民芸品が売られている。これは冷やかすだけでも楽しい。

 

最後に買い物!

ロックスはさすがに観光客が多いので、値段、品質もそれなりである。だから買い物はできれば市内でしたい。アボリジニ関連のものは、クイーン・ビクトリア・ビルディングの店のほうが、かなり安かったし、品揃えも豊富だった。

オーストラリアはロンプラの国!である。というわけで、どの本屋に行っても、ロンプラがたっくさん並んでいて、毎回うれしくて買ってしまう。よく行く本屋はディミックス(と聞こえるがDymocksと書くのだ。私の耳が悪いのか?!)。市内に何箇所かあるけれど、やはりジョージ・ストリート424の本店?!が大きい。

ワインは空港内にも品揃えが豊富な店があるが、際物ねらいならば、オーストラリアン・ワインセンター。ロックスの入り口にある半地下のお店である。

以前は日本人の店員さんもいたが、最近は見ない。当然ながら、グレンジのビンテージや川島なお美女史推薦のヒル・オブ・グレイスもあるが、我が家のお勧めは甘いデザートワインいろいろ。毎回行くたびに品揃えが違うので、まったく違うワインを買ってくるが、テン・パス・ツーも甘いジンファンデルもここで教えていただいた。オーストラリアはワイン作りに細かい規制がないために、方法的にはなんでもありということもあって、かなりおいしいワインが安く飲める(邪道といわれそうだが…)。いろいろ試すには本当にお勧めである。

 

まだまだ発展途上中ですので、また書き加えたいと思います。