第5日目
今日は遠出の日なので、いつもよりも早めにホテルを出発する。
まずは「東洋のモナリザ」で有名なバンテアイ・スレイへ行く。ここはシュムリアップの街から北へ約40Km強。
道が良くなったので、1時間もかからずに到着した。人気がある遺跡なので、すごい人である。特に午前中がいいらしく、人がどんどんやってくる。
この遺跡はすばらしい!なんて細かいレリーフなんだろう。アンコールの遺跡のなかで、絶対に見落とせない遺跡No.1だと思う。
残念ながら、かの「東洋のモナリザ」は中央祠堂のそばまで行くことができないので、見ることができなかった。でも細かいレリーフ群はそれを埋め合わせて余りある。
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遺跡入り口に必ずある土産物屋&飲物屋。 |
バンテアイ・スレイを出て、一路北をめざす。シュムリアップ川の源流、クバル・スピアンにある川の中の石像を見に行くためだ。
前日ホーさんに、「クバル・スピアンに行きたい。」というと、「ベン・メリアじゃないのか?日本人はみんなベン・メリアに行きたがる。」と言われた。
しか〜し!「我々の行きたいのはクバル・スピアンなのだ!」と言うと、いとも簡単に乗せていってくれた。といっても、バンテアイ・スレイを出て少し行くと、道は舗装道路ではなくなり、しかも雨季に荒らされたせいで、かなりのでこぼこ道になってしまっていた。
そんな悪路を走ること約30分。クバル・スピアンの駐車場に着く。
ガイドブックには、周りはまだ地雷の除去が終わってないので、ちゃんとしたガイドをつけて行ったほうがよいと書かれていたので、ホーさんに大丈夫か聞いてみると、「安全だよ!」とのことで、我々2人だけで行くことにする。
ところが、我々のガイドブックの情報が古かったのか?!周りは観光客だらけ!日本人のきゃぴきゃぴおねえちゃんさえいる始末。道もしっかりとマークされているので、間違えようもない。
拍子抜けしながら、山道を30分くらい登る。かなり急なところもあってしんどい。
少し平坦な場所に出て少し歩くと、それらしい感じの場所に出た。
確かに川の両岸や河床に石の像がある。大きなリンガや神々の像、ヨニや坊さんの頭のようなボツボツもある。
川に沿って200mくらい、石像を見ながら歩いて、滝つぼに出た。乾季なので、水量があまり多くないため、いまいち迫力に欠ける。でも雨季だと、ここにくるまでが大変だろうなあ…
ゆっくり見てから来た道を下る。下りは速い。
シュムリアップの街にもどって、昨日とは違うレストランに連れて行ってもらう。今日は空港への道沿いの「トンレサップ」というレストラン。ここもビュッフェだった。昨日の店よりも品数が多い分、値段が高かった。
午後は買い物のためにオールドマーケットに行ってもらう。ところがホーさん、「買い物!」というと、「いい店がある。」と来た。「見るだけでいいから!」と彼にしては一生懸命に主張している。
まあ、暇だし、いいか…と2件ほど連れて行ってもらう。
最初は置物の店。彫刻なんぞ買うつもりはないので、ぶらぶら見ていると、銀の指輪を発見。しかも象がついたものがある。これは東南アジアっぽいんではないかい?!ってことで、ひとつ買う。
値切る。どんどん値切る。店のおばちゃんに「儲けがないよ!」と言われるくらいまで値切る。でも現地価格に比べたらめちゃくちゃ高いに違いない。自分でこのくらいなら買ってもいいか?!と思うくらいまで下がったので、その辺で購入した。
次はシルクの店。これは見るだけだなあ…と思っていたら、クッションカバーがあったので、買ってしまった。しかもこの店は残念ながら(爆)、クレジットカードが使えた。結局、かなり気に入った柄を色違いで3枚、もうひとつ違う柄を2枚購入した。
また増えた…クッションカバー(爆)。
その後、オールドマーケットに行って、お店をあちこち除いて、結局これといってなにも買わずホテルにもどった。
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これもシクロっていうのかなあ? |
今日の夕飯は、ホーさんにまた違う店に連れて行ったもらった。「ニューバイヨン」という店で、静かでアラカルトで頼める店だった。
滞在中、4件のレストランで食事したが、ここが一番よかった&おいしかった。
聞けば、バイヨンシリーズは全部、とある閣僚の奥さんが経営しているのだそうだ。閣僚本人が経営するのは違法?!らしい。皆、うまくやっているようだ。
ホテルに戻って、荷物をすこしまとめて寝た。 |