Bologna
Airport

空港は街の北西にあって、市内まではバスが出ている。飛行機の到着にあわせてバスがターミナルの外で待っているという感じ…国鉄駅が終点で、途中、街の中を通るので、ホテルが決まっているならば、一番近いバス停で降りると便利。

Hotel

ホテルは駅前と街中に散らばっている。今回は鉄道を利用して近郊の街に出かけるつもりだったので、駅前のホテルを日本から予約した。

Starhotel Excelsior

駅のまん前のホテル。同じ系列のホテルにミラノで泊まったことがあるが、ちょっと古びた感じだったので、あまり期待してなかった。ところが、このホテルはぴっかぴか!かなり新しいホテルのようだ(ミシュランの2000年には載っていなかったので、それ以後にできたらしい。)。

部屋も広く、内側の部屋だったので、静かで快適だった。内装ははやりのコンテンポラリー。朝ご飯も充実していたので、日本から手配してこの値段ならば、許せるかも?!

 

家具も新しくとても清潔だった。

 

リビングスペース。ファブリックの色が気に入った。

Visit

街の中心はサン・ペトロニオ聖堂とその横のマッジョーレ広場。いつもたくさんの人でにぎわっていた。駅からはインディペンデンツィア通りをひたすらまっすぐに歩くと、自然、マッジョーレ広場に着く。徒歩で約15分くらいの距離だ。

 

マッジョーレ広場にあるポデスタ宮殿。

 

コムナーレ宮殿=市庁舎。

Basilica di St. Petronio

14世紀に建築されたゴシック様式。正面ファサードは未完で上半分がむき出しのまま。しかし大きい!内部は大きすぎて閑散とした感じがする。

サン・ペトロニオ聖堂正面。

Torri

ボローニャにもたくさんの塔がある。アシネッリの塔は97mの高さで、階段で上まで登れる。上部からはボローニャの街が見渡せ、かつての街道沿いの家々がとても美しかった。アシネッリの塔の横にあるのはガリセンダの塔で、傾いたので上部を削ったとか?!

アシネッリの塔の上からサン・ペトロニオ聖堂方面を臨む。

Universita Bologna

旧大学が、サン・ペトロニオ聖堂の裏側にあるアルキジンナージオ宮殿の中にあった。この大学は11世紀創立のヨーロッパ最古の大学。内部には世界初の人体解剖が行われたテアトロ・アナトーミコがあり、見学ができる。

 

テアトロ・アナトーミコの教壇の脱皮人体像。

 

解剖台。

St. Stefano

今回のボローニャ観光で一番良かったのが、ここサン・ステファノ教会群である。日本のガイドブックにはほとんど説明されていないが、この教会群はとても興味深いものなので、もしボローニャを訪問する機会があったら、ぜひ訪れてほしい。

ここは全部で4個の教会、聖堂が集まった教会群である。教会前の広場から見て、右からサン・ジョバンニ・バティスタ教会、サント・セポルクロ教会、サン・ヴィターレ教会の3個と、その背後に存在するサン・クローチェ聖堂である。

どれも12世紀ごろに建築された教会であるが、真中のサント・セポルクロ教会と背後の回廊部分は、エルサレムのイエスの墓がある教会を正確に模写したものである。さらにサン・クローチェ聖堂には、イエスが十字架にかけられたカルバリの丘が模写されており、サント・セポルクロ教会内のイエスの墓とこの丘の距離は、エルサレムと同様に約120フィートになっている。

このような状況のために、ボローニャのサン・ステファノ教会群は、ヨーロッパでも有数の巡礼の地で、年間を通じて多くの教徒が巡礼に訪れるそうだ。

教会前広場から見たサン・ジョバンニ・バティスタ教会とサント・セポルクロ教会。

Musei

国立絵画館、考古学博物館など多くの博物館、美術館がある。今回は時間がなくて、ほとんど訪問することができなかった。残念…

 

Eat !

食の都ボローニャ!と聞いていたので、かなり期待して行ったのだけれど…

時差もあった上に、駅前にホテルを取ったので、街の中心までが遠く、あまり食事に出かけることができなかったのが残念。結局4日のうち、街中へ夕食に行ったのは1回きりだった。

Trattoria Leonida

予約なしで行ったら、なんと満席。9時までに終わるならば…という条件付でどうにか席を確保した。しかし時間制限つきで食事をすることほど落ち着かないものはない。しかも、味もいまいち。かなり塩味が濃く、まいってしまった。ワインはおいしかったのになあ…

このレストランで気になったのは、混んでいても常連客ならば席を用意するのに、観光客だとあっさりと断っていたこと。我々も、さっさと出ていけと言わんばかりに、ワインがまだ残っているのにデザートを運んできたりと、かなりサービスに不満が残った。

どうしてあの味、あのサービスであんなに混んでいるのか、理解に苦しむ。食の都ボローニャと言いながら、レストランの数がかなり少ないことにも原因があるのかもしれない。

というわけで、やっぱり大都市はだめ!うまいものを適当な値段で食べようと思ったら、田舎に限る!

Shop !

駅から街の中心へ向かうインディペンデンツィア通りやサン・ペトロニオ聖堂横のアンキジンナージオ通りにこれでもか!というくらいブランドショップが並んでいる。日本人観光客が少ないので、どの店も品揃え豊富でブランドものを買うならば、穴場かもしれない。実際、ボローニャのマックス・マーラ、トッズにはあった品物が、ヴェネチアでは売り切れてなかった。