Venice
Airport

空港はヴェネチアの東の海岸沿いにあって、市内入り口、ローマ広場までバスが出ている。ローマ広場からは、ヴァポレットでサン・マルコ広場などへ移動する。サンマルコ広場のそば、ザッカリアから空港まで船も出ていて、所要時間約1時間。

Hotel

ホテルはヴェネチア中に散らばっている。便利なのはやはり駅前とサン・マルコ広場近辺。でもヴァポレットで移動すれば、ヴェネチアのどこにホテルをとっても問題ないと思う。しかしいつ行っても混んでいるなあ…

Hotel Abbazia

駅を出て、ちょっと左に行き、細い路地を入ったところにあるホテル。駅前のホテルをネットで探していて見つけて、ホテルに直接予約をした。立地、内容的に見て、あの値段ならば許せると思う。名前のごとく、かつては修道院だった建物で、なかなか感じが良かった。隣の教会の鐘も夜は当然ながら鳴らない(笑)。

部屋はあまり広くないが、静かで快適だった。フロントのおにいさんたちは皆、片言の日本語をしゃべるので、日本人の利用も多いようだ。

部屋。あまり広くないが値段相応?!

Hotel Danieli

とても正規料金では泊まれないホテル。今回はちまちま貯めたホテル会員組織のポイント利用で無料宿泊した。場所はサン・マルコ広場から橋1本超えたところ、すぐ前にはヴァポレットの停留所と、とても便利な場所にあるし、大運河を越えてリド島やサンマジョーレ島まで見渡せて、本当に雰囲気も立地条件も抜群である。

我々が泊まった部屋は、一応メインビルディング最上階のバルコニー付きの部屋で、大運河は見えないが、小運河ビューだった。部屋は場所柄仕方がないかもしれないが、あまり広くない。内装はクラシックな雰囲気で、家具はそれなりのアンティークのようだった。アメニティーはもちろんすべてのものがそろっている。

このホテル、なにがすごいって、吹き抜けの内装とロビーの豪華さ。ちょっと気後れしそうな雰囲気だ。もとダンドーロ宮だったというのもうなずける。ロビーだけ見学するために、たくさんの観光客が入ってくるので、ときには入り口の回転ドアが行列!ということも珍しくない。

コンシェルジュは痒いところに手が届き、さすがに超一流ホテル!というすばらしさだった。レストランの予約を何軒かしてもらったが、対応のすばらしさに驚いた。

ただ、このホテルに3万も4万も出して泊まるか?!というと、疑いもなくNO!だ。2万円なら考えないでもないかもなあ…

ホテル正面。見かけはなんてことないんだけどねえ…

 

部屋。えれが〜んとな内装。 テレビも新型!家具はアンティークっぽい。
吹き抜け。壁のレリーフがすごい。 ロビーのシャンデリア。もちろんベネチアングラス。 ロビーから吹き抜け上部を臨む。

Visit

街の中心は疑いもなくサン・マルコ広場。サンタルチア駅からはヴァポレットで15分〜40分(爆!各停や途中までしか行かないヴァポレットに乗って乗り換えが必要だとこのくらいかかってしまうので、注意!)。

15年ぶりに訪問したけれど、なにしろ人の多さに閉口した。フランスとイタリアの祭日に当たっていたせいもあるが、なにしろ芋の子を洗うような…というのは、ああいう状態をいうに違いない。見所はどこも行列必死だった。

今回訪れてよかったところ

Basilica Santa Maria Gloriosa dei Frari

入場料を取られるが、内部は合唱席や、ティチアーノの「聖母マリアの被昇天」、ベリーニの「聖母と成人の三幅対祭壇画」など見所がたくさんある。

San Zaccaria

15世紀のゴシック建築。マウロ・コドゥッシの設計で、前面ファサードの半円が並んだようなデザインは彼独特だそうだ。内部で必見はベリーニの「王座の聖母と聖人たち」。

正面ファサード。

Basilica dei Santissima Giovanni e Paolo

ゴシック様式。内部はこれでもか!というくらい広い。必見はベリーニの「聖ヴィンツェンツォ・フェッレーリの多翼祭壇画」やムラーノの職人が作ったというステンドグラスなど。

 

Eat !

La Zucca

最近注目のお店らしい。観光のあと偶然通りかかって、その夜の予約をお願いしたら、これまたいっぱいで、例のごとく9時までに終わるならばという条件付で予約を取ることができた。7時半に行ってみると、すでに満席でイギリス人夫婦と相席だった。

頼んだのはかぼちゃのフラン、ベネチア名物フェッガータ、牛フィレのサルサソース、デザートはマロン・ムース。ワインは地元フリウリ州の赤。フランが絶品で、本当に大満足の食事だった。

お店の内装もとても感じがよかったし、サービスも気取らない感じで好感がもてた。

Agli Alboretti

ホテルから予約をしてもらった。予約をしてなかったら、絶対に入れなかったと思う。場所はアカデミア美術館のそばで、サンマルコ近辺からだと、かなり歩く。

お店は同じ名前のホテル隣接。内装はこれといって特徴がないが、かなりエレガントな雰囲気で、男性はジャケットもしくはネクタイ着用のひとがほとんどだった(我夫!トレーナー!)。

料理はベネチアの海の幸!である。名物のオマールのスパゲッティは2人前からということで、涙を飲んで我慢した(いまだに後悔。)。イカのイカ墨煮がおいしかった。ワインの品揃えもすごい!奮発してアマローネを飲んでしまった。

Alla Rivetta

一日中休みなしでやっている店なので、予約せずに6時半ごろでかけた…が、なんとすでに行列ができていた。入り口の狭いバースペースで白ワインを飲みながら、席が空くのを約20分くらい待った。先に待っていたフランス人夫婦は40分くらい待ったと言っていた。

本当に気取らない店で、入り口に並べられたアンティパストが食欲をそそる。前菜に海の幸の前菜盛り合わせ、イカ墨のスパゲッティをとって、主菜に海の幸の揚げ物盛り合わせと手長えびのグリル、デザートにティラミスを食べた。前菜盛り合わせが本当においしかった。ワインはハウスワインをボトルで。このワインもとてもおいしかった。

食べている間にも行列がどんどん長くなって、待っているひとの視線が痛いくらいだった(笑)。

Shop !

サンマルコ広場および、広場から延びる3月22日通り沿いにたくさんのブランドショップがある。ただ、日本人の観光客が多いので、かなりどのショップも品薄状態なのが残念。

サンマルコ広場からちょっと入ったところに、ガラスのアクセサリーを売る素敵な店があったが、名前、場所が不明(探してみてください!)。オーナーの女性(日本語ぺらぺら)がひとりでやっていて、全部彼女の手作り、オリジナルの一点ものばかりを扱っている。どれもすご〜く素敵だったけど、結局買わず(ちょっと後悔)。

ベネチアといえばカーニバル。部屋に飾るだけでもいいかも?!

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