スオメリンナ要塞

スオメリンナはヘルシンキの沖合いの島である。

フィンランドの歴史は、1917年に独立するまで、大国スウェーデンとロシアのあいだで翻弄され続けてきた。この要塞はスウェーデン統治時代に、対ロシアのために造られたもので、スヴェアポリと呼ばれていた。その後、ロシアの手に渡り、名前もヴィアポリと変えられた。

現在の名前、スオメリンナはフィンランド語で武装解除を意味する。長年にわたって、他国に占領されてきたフィンランドの人々の願いの現れであろう。現在は、要塞や造船施設が遺産として保護され、博物館もある。徒歩で一周が可能なので、はずれにあるトーチカも見に行ってほしい。

行き方:ヘルシンキ、マーケット広場から船で20分。

 

 

島の中にあるドライデッキ。

島のはずれにある王様の専用に作られた港。

トーチカと大砲。今は休日を楽しむ家族連れの姿も多く、平和そのもの。