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墓地そのものが世界遺産になっていること自体、かなり変わっているが、ここは墓地としても普通ではない(と私は思う)。
「森に眠る」とでも言おうか…まさに森のなかに、墓地があるのだ。森の木々の下に、いかにも無造作に、墓石が散らばっている。 ひとも、結局は自然の一部でしかなく、死という絶対にいつかは従わなくてはならない。そして、本当の自然へと回帰していく… 人間の死というものが、実は単なる自然の営みのひとつに過ぎないということをあらためて感じさせてくれる気がした。 敷地内には全部で5個のチャペルがあるが、小チャペルは、コンペで選ばれたアスプルンドとレーヴェレンツが造ったものである。建築学上、かなり有名なものだそうだ。 チャペルというよりは、死んでいった愛するひとと対話する場所とでも言おうか?あまりにもプライベートな空間だ。 ここは、今回の北欧世界遺産めぐりのなかで一番インパクトが大きかった。ここを見て、ちょっと人生観が変わったと思う。 気に入って、滞在中に何度か行ったが、1度、日本人の茶髪のおに〜ちゃんのグループにあってびっくりした。聞けば、建築学科のゼミ旅行だと…ちゃんと先生も一緒でした。 行き方:地下鉄シュコーグスシルコゴーデン下車。 |
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園内で一番大きな建物。葬祭場と教会がある。手前には大きな十字架が立っている。 |
「森に眠る。」 |
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チャペル。このほかにももう1箇所ある。 |
上のチャペルの内部。シンプル。異様なまでに天井が高い。 | ||||