サン・ジミニャーノ歴史地区

現在は観光客でにぎやかなサン・ジミニャーノの街であるが、その歴史はエトルリアの時代までさかのぼることが出来るそうだ。特に中世時代には、交通の要所に位置したために大変栄えた。

現在、街のあちこちに見られる塔はそのころの名残である。全盛期には70本近い塔があったらしいが、現在は14本が残るのみである。それでも、こんな街になんでこんなにたくさん塔があるんだろう?!と思うような不思議な風景である。

街の中心はチステルナ広場と隣のドゥオモ広場。チステルナ広場には名前の由来となった井戸がある。

ここのドゥオモは12世紀の建築で、ロマネスク様式である。なんといっても、内部の壁画がすばらしい。よくこれだけ残っているなあと感心する。

街にはほかにも、サンタゴスティーノ教会やポポロ宮殿などのみどころがある。サンタゴスティーノ教会にもゴッツォリ作のすばらしいフレスコが残されている。ポポロ宮殿は、現在、市立博物館として利用されている。また塔に登ることもできる。

街の西のはずれの城塞が公園になっていて、街の眺めがすばらしかった。

行き方:シエナ、フィレンツェからバスがある。シエナからは直通もあるが、フィレンツェからは、ポッジボンシ乗り換え。それぞれ約1時間、1時間半くらい。

 

 

街の中心チステルナ広場。真中に名前の由来の井戸がある。

城塞から街を望む。たしかに塔がたくさん!

 

 

博物館の塔から街の南側を見たところ。しっぽみたい。

街の入り口にあった世界遺産のパネル。ちょっと安っぽい。