王宮およびその周辺

 

バプーオン

隠し子という名前をもつこの建築物は11世紀中ごろ、ウダヤーディティアヴァルマン1世がヒンドゥー教(シヴァ派)の寺院として建築した。

フランス極東院が修復作業を行っているが、上部は、果たして修復可能なのか?!というような状態である。

 

入り口から見た全景。

入り口から寺院までは約200mの空中参道。

 

ピミアナカス
ピミアナカスとは空中楼閣という意味。スールヤヴァルマン1世が11世紀初頭に建築したヒンドゥー教の寺院である。比較的上りやすい階段で上部まで行くことができるが、上部はかなり崩壊が進んでいる。

 

上部の擬似回廊内部。狭い。 中央祠堂。 全景。階段ピラミッドのような形。

 

王宮
王宮は木造建築であったため、残念ながらほとんど残っていないが、城壁および、北門と塔門が残っている。

 

北門。

王宮内には男池(奥)と女池(手前)がある。

王宮の塔門。

 

プリア・パリライ
12世紀初頭に作られたヒンドゥー教寺院。王宮内のテップ・プラナム寺院の奥にある。

 

木々に囲まれてひっそりとある寺院。 修復もされずに放置されている。

 

ライ王のテラス
12世紀にジャヤヴァルマン7世がつくったとされているが、その前にすでに似たような建築物があったらしい。フランス極東院の修復が終わり、かなりきれいになっている。

 

いらいらするような(笑)数の像が並ぶ。

神々、阿修羅、ごったまぜ。

 

象のテラス
ライ王のテラスに並んであり、王族たちが閲兵を行った場所だそうだ。ジャヤヴァルマン7世が建築し、8世が改修した。

 

だから象のテラス。

ガルーダのよっこらしょ像。

この階段からまっすぐに勝者の門へと道が続く。

 

プラサット・スゥル・プラット
綱渡りの塔という意味。王宮前に等間隔で8基並んでおり、間に綱をはって綱渡りを見世物にしたとか…ジャヤヴァルマン7世の建築で、日本による調査、修復が行われている。