リゾートあっちこっち

はじめて行ったリゾートは、トルコのアンタルヤという町から車で約1時間のケマ−という村にあるリゾートホテルだった。もう7年も前のことだ。ツアーでトルコ一周旅行をして、そのあと1週間、海辺のリゾートホテルでぼ〜っとした。あの快適さは忘れられるもんじゃない!

それ以来、一年に一回は、リゾートでゆっくりしたくなる(特に夫が…!)。最近は時差がないということもあって、夏にアジアのリゾートに行くことが多い。

ここでは、今までに行ったリゾートについて書いてみたいと思う。

 

 

ハイアット・リージェンシー@クアンタン、マレーシア

行く前にいろいろ調べたけれど、国内ではあまり評判を聞かないホテルだった。だから、どんなところだろう?!とかなり戦々恐々として出かけた。

値段はかなり安い。リージェンシークラブの部屋でも、100ドル以下だった。朝ご飯とイブニングカクテルが楽しめて、この値段というのはかなりお買い得だと思う。

クアンタンの空港からタクシーで約30分でつく。全客室数が150個ほどということで、リゾートとしてはかなり大きなほうだと思う。

部屋はこれと言って特徴がないが、敷地内の木々がとても雰囲気がよかった。

滞在客はほとんどがヨーロッパからの白人だった。日本人は滞在中に2〜3組しか見かけなかった。

まわりにほとんどなにもないので、ひたすらホテルでぼ〜っとして過ごしたいひとにはかなりお勧めである。その点、ヨーロッパのリゾート地に似ているなあと思った。でも日本人が少ないというのは、そのせいかも?!とも思ってしまった。日本人には、リゾートでなにもしないで過ごすということが不可能に近いように思うのは私だけだろうか?!

ホテル自体の値段も安かったが、レストランなども、ホテルにしてはかなり安かった(まわりの街中に比べると、当然、それでも高いのだけれど…)。味もそこそこで、シーズン中はいろいろなイベントがある(マレーシア料理の日とか、タイ料理の日とか…)

ホテル前のビーチはパブリックビーチなので、日曜日や夕方は地元の人々も泳いでいる。水もかなりきれいで、遠浅のビーチだった。

プールは2つあって、思ったよりも大きかった。テニスコート、スカッシュコート、ジムも完備されている。

 

 

ルネッサンス・リゾート@トルコ、ケマ−

正式な名前は忘れてしまった。フランスの大手トルコツアー会社でお願いした。1週間でひとり5万円弱だったと思う(ハーフ・ボード)。

部屋はホテルタイプのものと、コテージタイプのものがあって、コテージタイプのほうだった。食事は朝夕、インターナショナル料理のブッフェ形式で、飲み物は別料金。

海は砂浜ではなく、岩場だったので、かなづちの私には泳げなかったが(足が着かないので)、思ったよりもきれいだった。一週間、ひたすら毎日、プールサイドでごろって終わった。う〜ん!最高!

 

 

カポ・タオルミナ・ホテル@イタリア、タオルミナ

かの「グラン・ブルー」でエンゾがパスタを食べたレストランは確かにあった。ただ、行ったときは9月だったので、昼のみの営業だったが…それを知らず、夜食べに行こうと思っていて、結局行きそびれてしまった。

場所はタオルミナの街から下った崖っぷち。入り口がてっぺんで、客室はどんどん下る方向にのびている。下のほうの階は、波が高いときは、窓に波がくるのか、波よけがあった(つまり眺めが悪い。)。しかも、かなり湿気ているように感じた。

部屋の調度、設備はかなり古く、やぼったい。

レストランはさすがにイタリア、かなり高水準(値段もそれなりだったが…)。

海と崖のあいだに無理して作ったなあと思われるプールはちょっと狭いが、隔離されたような感じで静か。

なにしろ、下(鉄道駅のあるところ)にも、上(タオルミナの街)にも中途半端な位置なので、足がないとどこにも行けないのが玉に傷。タオルミナの街から戻ってくるには、くだりなのでいいけれど、行くのはかなりつらかった。細い階段や小道を通っていくので、それなりに楽しかったが…

 

 

エクセルシオール・ホテル@イタリア、タオルミナ

ここはタオルミナの街のなかにある(といっても、端っこだけど…)。ホテルはかなり豪勢なつくりであるが、部屋はさほど豪華ではなかった。

小さいがちゃんとプールもあって、シティーリゾート半分、ビーチリゾート半分という気分が味わえるのが良かった。

街中(徒歩圏内)にたくさんいいレストランがあるので、ホテルのなかでは食事をしなかったが、豪勢な装飾のレストランがあった。

タオルミナ、そしてこのホテルは、「リゾート!だけど便利じゃなくちゃ!」というひとに絶対におすすめであったが、なんと現在はもうなくなってしまったらしい。残念…

 

 

バリ・インターコンチネンタル・ホテル@インドネシア、バリ、ジンバランベイ

シンガポールまでUAの無料航空券で行って、シンガポールからバリまでを現地調達した(かなり高かったような?!)。

ホテルは、夏のハイシーズンだったので安い料金がなく、クレジットカードの優待でクラブフロアが1泊なんと$190!だった(今思えば、よくそんなに出したもんだ…)。

混んでいたことをのぞけば、ホテル自体は悪くはなかったが、レストランがどうもいまいち。ただ、朝ご飯がルームサービスだったのはよかった。

クラブフロア専用のプールがあるが、はっきりと書かれていない&仕切りもなにもないので、だれでも使っていたようだった。

 

 

シャングリラ・タンジュンアル・リゾート@マレーシア、コタキナバル

コタキナバルもシンガポールまで行って、現地発券の航空券で行った。ホテルの予約は、UAの半額券利用で、直接予約センターで予約した。かなり安かった気がする。

連泊6泊が取れなかったので、ここでは2泊しかしなかった。部屋はこれといって特徴がなかったが、シャワーブースがお風呂と別になっていたのをよく覚えている。ホテルの規模のわりにプールが小さいのが気になった。

沖合いのマヌカン島にシュノーケリング・ツアーに行ったが、このマヌカン沖のさんご礁は、今まで見たなかで一番美しかった。ここがはじめてのシュノーケリングだったので、それ以後、どこに行っても、「ふ〜ん…こんなもん?!」と思ってしまうのが悲しい。

 

 

シャングリラ・ラサ・リア・リゾート@マレーシア、コタキナバルから60Kmくらい?!

前述のタンジュンアル・リゾートのあと、4泊した。ここもUAの半額券利用。タンジュンアル・リゾートよりも安かった。かなり離れた辺鄙にあるからではないかと思う。しかもかなり空いていた。

ここは、ひたすらゆっくりするにはとてもいいところだと思う。でも、エクスカーションのツアーもいろいろ出ている。キナバル山ツアーと周辺のマングローブの森への船でのツアーに参加したが、とてもおもしろかった。

プールもゆったりとしていて、くつろげる。レストランの数が少ないので、長期滞在だと、飽きるかもしれない。

滞在中は気が付かなかったのだが、サンドフライが発生していて、帰国してからかゆくて死にそうだった。

 

 

シェラトン・ランカウイ・リゾート@マレーシア、ランカウイ

これまたUA無料航空券+シンガポール発券で行った。ランカウイまでシンガポールから直行便があるので、便利。

ホテルはSPGの半額特典利用でシャレ−タイプの部屋に5泊した。建物が多少老朽化している。

我々が行ったときは、時期も時期だったので(11月末)、空いていた。プールには半水没方のバーがある。まわりの海はあまりきれいではないので、プールにいりびたりになってしまった。

レストランは2箇所で、ちょっと飽きる。毎夕、バーのハッピーアワーで飲んだくれてしまった。ランカウイはマレーシアにもかかわらず、島中が免税なので、お酒が安く、我々のようなのんべにはうれしい島である。

沖合いの島にシュノーケルに行ったが、さんごもへったくれもないような状態で、がっかりした。魚の種類は多かったが…

 

 

シェラトン・グランデ・ラグ−ナ・プーケット@タイ、プーケット

航空券は前述と同じパターン。ホテルもこれまたSPGの半額特典利用5泊。

残念ながら天気が悪くてほとんどリゾート気分になれなかった。にもかかわらず、かなり混んでいて、これまたがっかり。

一番安いカテゴリーを頼んだせいもあるが、通路のすぐ横の部屋でうるさいし、ドアや窓を開けると歩いている人から丸見えと、かなり不満の残る部屋だった。

レストランはラグ−ナ内のホテル、どこでもサインだけで利用できるが、雨の中移動するのも面倒で、シェラトンだけで終わってしまった。しかも最後の日に行った、カナル・ビレッジのカフェのカレーが一番おいしかったという、わけのわからない状態だった。

混んでいるとき&天気が悪いときに行くところではない(あたりまえか…)。

 

 

タンジョンジャラ・リゾート@マレーシア、クアラトレンガヌから車で1時間弱

雑誌などにもかなり紹介されていたが、不便な場所なのであまり行くひとがいないのでは?と思って行った。航空券は毎度のパターン。

ホテルはクレジットカードの優待、ホテル直接、日本国内の旅行会社など、いろいろ聞いてみたいが、どこもかなり高かったので、クアラルンプールの旅行会社にお願いしたが、かなり安かった。

空いているか?!とおもったら、日本人のカップルてんこもり状態だったので、後で夫と大笑いしてしまった。

泊まった部屋はアンジョンルームというコテージタイプの部屋(2個1棟)。ツアーでいっしょになった日本人のかたが、セランピルーム(2階建ての1階部分)は上の足音がうるさくて、たまったもんじゃないといっていたので、コテージにしてよかったと思った。

アンジョンルームには屋外バスがあるが、これはなかなか気持ちよかったので、毎夕、愛用してしまった。

レストランの数は少ないが、なぜか飽きなかった。お昼に食べた、プールサイドのカフェのナシゴレンがめちゃおいしかった。

ただ、ツアーは信じられんくらいに高い。というわけで、1個(シュノーケリング)しか行かなかった。しかも、かなり多くのツアーが最小遂行人員が3人ということで、成立せず、がっかりだった。

スパでオイルマッサージなるものをはじめて試してみたが、本当に気持ちよかった。

 

 

バンヤンツリ−・ビンタン@インドネシア、ビンタン

シンガポールまではUAの無料航空券。ホテルは、クレジットカードの会社の優待利用。ところが、ホテルが出している期間限定のパック料金のほうがお得だったことに後で気が付いて、散々悔やむ。

部屋は一番安いカテゴリー、といっても、同じ値段で景色が違う部屋がいっぱいあるようで、実際に泊まった部屋がどのカテゴリーかは不明。よく雑誌やテレビに出てくる専用のプールがついた部屋ではないことは確か。

部屋は、ベッドに蚊帳がついていて、調度品なども含めて、雰囲気は抜群。

プールは2箇所あり、かなり空いていた(オフシーズンだった)。レストランは3ヶ所、部屋でのバーベキューもできるが、2人ではちょっとさみしい。家族で行って、わいわいという感じのほうがいいと思う。

シャレ−が点在しているので、なんでも電話でフロントに頼むのであるが、この電話が常に話中で、かなり精神的な圧迫になった。仕方がなく、フロントまで言いにいったこともある(部屋がフロントに割と近かった。)。

あとは、リゾート内を移動するカートの音がかなりうるさいのが気になった。従業員さんも使うので、朝の6時くらいから、ぶんぶんいっていた。

全体としては、サービスはそれなりにいいのだが、コストコンシャスが悪すぎる感がある。

 

 

ジ・オーキッド・アット・マウナ・ラニ@アメリカ合衆国、ハワイ

航空券はUAの無用航空券。ホテルもUAの半額券利用。

さすがハワイ!ということで、半額でもかなり高かった。でもホテル自体の水準も高かったのでコストコンシャスという意味では、満足することができた。

ビーチで過ごす人が多いので、プールサイドはかなり空いている。プライベートビーチ沖の入り江に、大きな海がめが住んでいて、いっしょに泳げる。シュノーケルなどの用具は1時間なら無料で貸してくれる。

レストランはどこもかなりおいしかったが、混んでいて予約が入らないこともあった。夕方〜夜は風が強くて、外での食事はかなり大変な状態になってしまうが、星がきれいだった。

 

 

シェラトン・ミラージュ・ポート・ダグラス@オーストラリア、ケアンズから車で1時間ちょっと

航空券はJALの無料航空券。ホテルはSPGの半額特典利用。

ここも残念なことに天気が悪かったので、リゾートを満喫できなかった。でも設備はとてもいい。部屋は庭に直接出られるタイプだったので、雨が降ってないときに、うろうろ出歩いた。

ここはレストランがめちゃくちゃいい!どこもおいしかったし、しかも値段が思ったよりも安かった。

天気のせいで、グレートバリアリーフへのツアーにも行かなかったので、ぜひもう一回行きたいと思う。