ラウマの旧市街

なんだか御伽噺に出てきそうな町である。小さなコテージのようなおうちがたっくさん。しかも、一軒、一軒、色が違うのだ。この町の伝統工芸がレース編みというから、また納得である。

しかし、実際のラウマは15世紀には、ボスニア湾を隔てた対岸のスウェーデンとの貿易など、バルト海交易に重要な役割を果たす街だったである。

17世紀の大火災で街はほとんどが焼き尽くされてしまったが、市民の町並みを保存したいという意思が強く、17〜18世紀に市街の再建がなされる。

現在見られる町並みは、その甲斐あって中世都市そのもので、500件を超える木造建築の家々が本当に心休まる街である。

行き方:ヘルシンキから列車+バスか、直通バス。トゥルクからもバスの便がある。

 

 

ラウマのシンボル、市庁舎。

かつての船主の屋敷、マレラ・ハウス。現在は博物館になっている。

このようなかわいいおうちが500件。御伽噺の世界?!

街の伝統工芸はレース編み。こればレース編みの台。