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この教会もまた、ひっそりと田舎の村に存在していた。まわりは、フィンランド特有の湖が多く見られる、美しい場所だった。
ペタヤベシの教会は、オーストリア人の建築家が、その独創性を指摘するまで、すっかり忘れられた存在だったというから驚く。 しかし実際に目の前にすると、その素朴な美しさに感動するばかりである。 教会自体は、縦と横の長さが同じ十字の形をしている。屋根は、小さい板を魚のうろこのように重ねた板葺き寄せ棟つくりで造られており、フィンランドの木造建築に独特の方法だそうだ。 内部の祭壇や、牧師さまが話をするときに上がる台に施された彫刻は、あまりのかわいさに教会であることを忘れてしまいそうだ。 短い夏の終わりに、なんとも心の洗濯をしたような気持ちになる教会だった。 行き方:ユヴァスキラからバスで1時間弱。 |
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教会の外観。この日は本当に天気が良かった。 | 教会内部の、牧師さまが話をするときに上がる台に施された彫刻。ちょっと、おちゃめじゃないですか? | ||||
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内部天井の板張り。 |
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