パリあっちこっち 2 |
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パリ、あっちこっち、第2回目は、美術館、博物館について書いてみたいと思う。
パリにはたっくさんの美術館、博物館があるけれど、やはり一番最初に名前が挙がるのはルーブル(Musee du Louvre)。 なにしろ広い!とても1日や2日では全部を見ることはできない。というわけで、10回くらい行って、やっと全部見たような気がする。 絵画が好きなので、絵画の部分は、毎回ちょっとづつ見直すことになる。かのナポレオンの戴冠など大きな絵や、超有名なモナリザももちろんいいのだけれど、個人的に気に入っているのは、フェルメール。ルーブルには2枚ある。いつも探し回ってしまうけど… 最近の気に入りは、ボッティチェリのフレスコ。これはちょっと見つけるのが大変。我々も前回行ったときに、初めて気がついた。こんなところに???という場所にあるので、ぜひ探してご覧になってください。 あとは、つい最近できたアフリカセクション。もともとプリミティブアートが大好きなので、前回さっそく行ってみた。展示品の数はルーブルにしては少ないほうだと思う。でも厳選された内容はとっても充実している。これも興味があるかたにはぜひお勧めです。 ルーブルで忘れてならないのは、地下のブックショップ。もちろんアートから、歴史などなど、かなり幅広いジャンルの本がおかれている。世界遺産関連の本や雑誌もたくさんあるので、毎回寄ってしまう。
ルーブルと双璧をなすというと、やはりオルセー(Musee d'Orsay)。セーヌをはさんで、ルーブルとほぼ対岸にあって、ルーブルから歩いて行ってもたいした距離ではない。 オルセーといえば印象派。夫が大好きなので、何度行ったことか…もちろん私も好きではあるが、ちょっとできすぎの感もある。 個人的にオルセーで好きなところは、てっぺんにあるカフェ。外から見ると、てっぺんに時計がのっかっているが、その内部がカフェになっているのだ。天気がいいと、サクレ・クールが実にきれいにみえる。お昼に軽く、サラダやサンドウィッチを食べるにはもってこいの場所だけど、いつも混んでいるのが玉に傷。
あとは、「パリ、あっちこっち」でも書いたオランジェリー(Musee de l'Orangerie)。あのモネの睡蓮はやっぱりすごい。半日でも見ていられる。
印象派が好きならば、16区にあるマルモッタン(Musee Marmotten)もいい。規模は大きくないけれど、実にいい絵がそろっている。地下鉄の駅からは少し歩くけれど、16区の閑静な住宅街を抜けて行くのもまた楽し。
個人的な趣味では、クリュニー博物館(Musee National du Moyon Age Thermes de Cluny)も好きだ。博物館内にはローマ時代の遺跡も残っている。ここの一番の気に入りはユニコーンとお姫様のタピストリー。あまりタピストリーは好きではないけれど、これは別。赤い色がすごくきれいに残っていて、何度見ても飽きない。
マレにはピカソ博物館(Musee Piccaso)がある。夫はあまり好きではないので、一人のときしか行けない。といっても、私もせいぜい青の時代、赤の時代までが守備範囲。ここで好きなのは、やぎさん。あのピカソのやぎは、どうも印象に残ってしかたがない。おちゃめな感じがすきなのである。
ちょっと変わったところでは、バカラ博物館(Musee de Baccarat)。かのクリスタルのメーカー、バカラ社の博物館である。世界各国の王室や著名人に納められたクリスタル製品のコピーが飾られている。日本の天皇家のグラス(菊のご紋入り)も展示されていたが、なんかちっこいグラスで、ちょっと拍子抜け。
まだまだ他にも、パリにはすばらしい博物館、美術館がある。でも、とても全部は書ききれないので、この辺にしておきます。 Have a nice time in Paris ! |
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