パリあっちこっち |
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自分でもびっくりしたが、今まで40回の海外渡航のうち、なんと半分近くパリに滞在している。でもそのうち、観光らしいことをした覚えがあるのは1回か2回。いったい、いつもパリでなにをしているんだろう?と(自分で)不思議に思って、行動範囲を特定してみようと思ったのが、このページをつくるきっかけだった。
というわけで、泊まるところ、食べるところ、よく行く&気にとまったところの3つのカテゴリーで考えてみた。 |
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泊まるところ |
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最初、パリに初めて行ったときは、北駅前の安ホテルに泊まった(名前も覚えているし、そのホテルがまだあるのも知っているけど、内緒!)。屋根裏の部屋で、一応、風呂、トイレ付き。でも2人で195FFだった。初めての海外で、初めて泊まったのがこのホテルだったので、それ以後、どんなところに泊まることになってもあまり驚かなかった。最初の刷り込みが大事?!
それ以後は、いろいろなところに泊まる時期があったけど、ここ数年はいつもバスティーユ(Bastille)近辺に泊まっている。同じところに2回も泊まると、その近辺にかな〜りくわしくなってしまうので(これって特技?)、その次も、ついつい、そこらへんに泊まってしまうことになる。 バスティーユの定宿は2件。どっちもかなりでかいホテルのチェーンだったりする。でもかなりアットホームで、特に気に入りの1件は、部屋の内装もアールヌーボー調で好きだ。これからも、適当なレートさえ出ていれば、必ずここに泊まるつもり。。。 その他に泊まったことがある(皆さんが知っていそうな)ホテルホテル・バルティモア(Hotel Baltimore)デミュール・ホテルズが一瞬、ウェスティンだったときに、UAの半額券利用で泊まった(それでも、1000FF超えていた)。英語もばっちり通じるし、部屋の設備もいいんだけど、どうも建物が古いせいで、上の音が気になった。通りに面した部屋だったので、車の音もうるさかったし。。。ウェスティンからはずれた今となっては、値段がとても我が家の守備範囲ではないので、もう泊まることもないと思う。 ホリデーイン・トゥール・エッフェル(Holiday-Inn Tour-Eiffel)前の前の仕事のときに、出張で利用した。理由は、場所が仕事先に近かったというだけ。ホテルのスタッフはかなり親切で、いろいろ話し掛けてくれた。でも部屋がかなり狭いので窮屈だった(パリは一般に狭いんだけどねえ。。。)。このホテルに泊まっていたときに、かのダイアナ妃の事故があった。まったく知らずに、オペラあたりから歩いてホテルまで帰るとき(ひとりのときは、このくらいはいつも歩いている)、偶然、アルマ橋横を通りかかった。人だかりがしていたので、隣のにいちゃんに、「なにがあったん?」と聞くと、「ダイアナが死んだ!」だそうで、心底びっくりした。縁起が悪いとは思わないが、このホテルにはそれ以後行ってない。 ホリデーイン・パンタン・ラ・ヴィレット(Holiday-Inn Pantin-La-Villette)かなりはずれにあるけど、そのせいかお値段押さえめ。2回くらい利用したことがある。かなり規模が大きいホテルなので、団体客が多いのが難点。それに最近では、値段もちょっとあがってしまったので、使わなくなってしまった。どっか行くのに、地下鉄の5号線のスターリングラードやジョーレで乗り換えが必要というのも、ちょっと。。。 ホテル・ヒルトン・パリ(Hotel Hilton Paris)HHonorsから、「今年中に1回泊まらんと、あんた首やで!」という手紙が来て、あわてて予約した。高い上に、サービスげろ悪!フロントのねーちゃんが英語うますぎ!(これは関係ないか?!)間違っても、2度と泊まらない! ハイアット・パリ・マドレーヌ(Hyatt Paris Madeleine)ここは夫が出張でひとりで泊まった。というわけで、夫の感想。部屋は狭いが、ほとんどのものが揃っている(当たり前!高いんやで!)。場所は便利(これも当然!)。英語が通じる(怒る気にもなれん。。。)。地下鉄の駅からだと、ちょっと歩く(タクシーで行けってことか?!)。あまり役に立たないコメントでした。 |
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食べるところ |
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食べるのは好きだけど、お星様には縁がない。というわけで、庶民的なレストランが中心です。路地裏の1膳飯やみたいのが理想ですねえ。
最近ちょくちょく行くレストランは、やっぱりバスティーユに多いです。特によく行くホテルのそばのレストラン(名前は秘密!)は、地元の警察のおじさんが、夜勤前にごはんを食べる場所だった。フルに食べて200FF。冬はそれでもジビエもあるし、ワインも適当なのがあるので、気にいってます。 Butte Chaillot(ビュット・シャイヨ)は、かのギ−・サボアの3rd(?)レストラン。内装もおしゃれだし、値段のわりには味も確か。あっち方面(16区)に行くときは時々利用してる。 友だちのうちのそばにあるTemps des Cerises(トン・デ・スリーズ、カタカナで書くと本当におまぬけ)。ここは100FFくらいから食べられる。あまり料理の好きじゃない友だちなんで、遊びに行くたびに外食するんだけど(それか私がつくるはめになる)、ここは本当にしょっちゅう行ってる。店の雰囲気がすごくいい。 プランタンデパートの上にセルフの店がある。味、品ぞろえなど、どうってことはない。でも、あの見晴らしだけは別!窓ぎわの高いスツールに座って、「サクレ・クールを見ながらごはん」は密かなマイ・ブーム。 |
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よく行く&気にとまったところ |
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私だって買い物をする。というわけで、よく行くのは、ギャラリー・ラファイエットやプランタンなどのデパート。「1箇所で大体のものが揃うので便利」というのが理由。高級ブランドには、あまりほしいものがないことが多いので、一般売り場で買うのが普通。
デパートの帰りは、たいていトロンシェ通り(Rue Tronchet)をマドレーヌまで歩いて、最後にフォーション(Fauchon)やエディアール(Hediard)を覗いて帰る。あまり買わないけどね。。。見るだけで楽しいし。。。
夫が一緒のときは、美術館に行くことが多い。やつは何度行っても飽きないらしい。ルーブル(Musee du Louvre)やオルセー(Musee d'Orsay)は、気にいった絵だけを見に行く。なにしろ大きいので、全部見ていたら1週間くらいかかるから。。。好きなのは、オランジェリー(Musee de l'Orangerie)。2回に1回は行ってるか?!
バスティーユは、なにをするにも起点だ。一昨年、6月に1ヶ月仕事で滞在したときにも、借りた友だちのアパートが偶然にもバスティーユだったので、これ幸いと歩き回った。あの辺はもう地図か書けるかも?!もともとは家具職人の街で、今でも家具やさんが多い。でも最近は、しゃれたアトリエなんかも増えてきて、現在進行中の街だ。 特にうろうろするのは、ラップ通り(Rue de Lappe)やロケット通り(Rue de la Roquette)あたり。どっちも私好みのバーやレストランが多くて、重宝してる。ラップ通りはスペイン料理やギリシャ料理の店が多い。ロケット通りは、最近日本食のレストランが増えてきた(行ったことないが。。。)。
プラス・ディタリー(Place d'Italie)あたりは、友だちが住んでいるので、かなりよく行く。でっかいシネマがあって、路地に入るといい感じのレストランがたくさんある。週末は朝市も立つので、友だちのうちに泊めてもらったときは、買い物に行って朝御飯をつくるのがパターン。
パリの中華街を御存じだろうか?かなりでかい。不思議なことに、パリ市内で高層ビルが立っているところ=中華街なんだそうだ(デファンス(La Defense)はのけて)。確かに、なんでここだけ?というように、高層アパートが立っている(ポート・ディタリー(Porte d'Italie)から車で入ると本当によくわかります。)。プラス・ディタリーの友だちのうちから、中華街は徒歩圏内。だからよく買い物に付き合わされる。中華街のまん中のタン兄弟市場(Tang Frere)というでかいスーパーがお目当ての場所。中華食材はもちろん、アジア系の食品はなんでもある。オペラあたりの日本食料品やにくらべると、かなり安い。夏前にはドリアンが山積みにされて、お客が殺気だっていた。ここに行くってことは、暗黙の了解で、私が夕飯に海老餃子を作るということになる。だからあまりそうしょっちゅうは行きたくないかも?!
マレ(Le Marais)は不思議な場所。パリにはたくさんの小文化圏があるけど、ここは特に迷宮だ。一生懸命にお祈りをするユダヤ食品店のおやじはお客なんか見ちゃいない。最近はしゃれたブティックや雑貨屋がどんどんできて、若いひとが沸き出している。日曜日にやっている店も多いので、観光客にも人気があるらしい。流行の最先端とユダヤ商店。不思議なミスマッチがなんとも心地よかったりする。ユダヤのおかし、おいしいよ。1回試してみて下さい。
シテ島(La Cite)というと、ノートルダム寺院(Cathedrale Notre-Dame)やサント・シャペル(Sainte Chapelle)が有名だけど、私には天気のいい日に日光浴に行く場所。Quai(ケ、川岸の道)に降りて、ただぼ〜っと座っているのが気持ちいい。似たようなことをするパリジャンで混んでいたりするけど。。。
プラス・ディタリーの友人は歩くのが好き。というわけで、遊びに行くと、かな〜りの距離を歩くことになる。一番長かったのはプラス・ディタリーからゴブラン大通り(Avenue des Goblins)、ムフタール通り(Rue Mouffetard)、さらに北へ。シテも通り越して、ポンピドーセンター(Le Centre Georges Pompidou)まで歩いたことがある(と言っても、5Kmくらいか?!)。でもこのルートは本当にいろいろあって楽しい。特にムフタール通り。狭い通りにマルシェが立って、活気もすごい。 |
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