どうなる?!メキシコ旅行!

 

(注) このページはマイ・ブームBlogに書いた記事を編集したものです。

手配

飛行機はJALのマイル利用で、AAのCを予約。ホテルはいろんなホテルをネットで予約。

メキシコの国内線をメキシカーナで予約しようとしたら、メキシカーナが日本から撤退してしまったために不可能ということで、後を継いだアエロメヒコに相談したところ、旅行会社経由で予約してくださいと言われる。アエロメヒコは日本に入ってまだ日が浅く、まだメキシパスなどの航空券の発券ができないためらしい。仕方がないので、とある旅行会社に現地でのツアーも含めて見積もりを頼んだら、やっぱり高い!

国際線をその会社で購入してないので、国内線だけ手配の手数料も取られるし、ツアーの手配料も取られる、しかも支払いは銀行振込だけ…う〜ん、未だにこういう旅行会社、あるんですね。中南米に支点を持つ、現地に強い旅行会社ということで、こういう親方日の丸的な商売をしてもやっていけるんだろう。

今回は忙しくて手配の時間もあまりないし、途中にイースターが入っているので、ちょっと手配自体が困難なので、その会社に頼んだけれど、本当に不本意な手配になってしまった。堕落した…敗北感でいっぱい(爆)。

ともかく…旅程はメキシコシティから入って、市内、テオティワカン遺跡、オアハカに移動後モンテアルバン遺跡、ビジャエルモーサ移動後パレンケ遺跡、メリダ移動後カバー&ウシュマル遺跡とチチェンイツァー遺跡を訪れる予定。

世界遺産は全部で6個。かなりもりだくさんな内容になった。この旅行で訪問世界遺産数がついに190個突破予定!!

 

日程

第1日 日本発メキシコシティー着

第2日 メキシコシティー市内

第3日 テオティワカン遺跡

第4日 オアハカへ 午後モンテアルバン遺跡

第5日 オアハカ市内 午後ビジャエルモーサへ

第6日 パレンケ遺跡

第7日 メリダへ

第8日 ウシュマル・カバー遺跡

第9日 チチェンイツァー遺跡

第10日 メリダ市内 夕方メキシコシティーへ

第11日 メキシコシティー発

第12日 日本着

 

第1日

今回はJALのマイルでAAのCクラス、成田ーメキシコシティー往復を利用しました。昼過ぎの便だったので、うちを9時くらいに出て、いつものとおり電車で成田へ。

AAのCラウンジ、アドミラル・クラブはなかなか広くていいです〜。でも置いてある備品はJALなどと変わりませんねえ…どっかがまとめて納入&運営しているんでしょうか…

AAのDFW便、この日はかなり空いていました。担当になった日本人のCAさんがすごく楽しい方で、そこそこ快適なフライトが楽しめました。

AAでいいなあ!と思ったこと。
1.ノイズカットのヘッドホン。
音楽や映画を見てないときでも、スイッチ入れてこのヘッドホンをしていると、まわりの音が聞こえないので、すごく快適に眠れました(早い話が耳栓がわり?!)。
2.マグカップ
食事の後のコーヒー紅茶がマグカップで出てきます。日系とは違って、たっぷり量だし、なんか…マグって落ち着く(笑)。

AAでダメダメなところ。
1.やっぱりシート
フルフラでないから、やっぱり寝にくいですよね…
2.和食
あのぉ…これって和食なんですか?!なんだかアメリカで安い和食レストランに入った気分でした(爆)。
ちなみに帰りの便で夫が和食を食べたんですが、そっちはおいしかったみたいです。デリしている場所が違うから?!でも日本発よりアメリカ発の方がうまい!っていうのはどういうこと?!

DFW での乗り継ぎはほんと面倒ですねえ…指紋押捺になって初めてのアメリカ入国でしたが、あまり待たされなかったのがせめてもの救い。セキュリティーがかなり混んでいて、行列もどう続いているのかわからないような状態でしっちゃかめっちゃかでした。アメリカでの乗り継ぎはほんと嫌い!!

DFWはAAのハブってことで、アドミラルクラブもでかい!ソファーが気持ちよくて寝てしまいそうでした。

DFWからMEXは時差のせいでよく覚えてません(笑)。風のせいか、すごい揺れたような気がします。

機内食でピザが出ましたが、ほとんど食べられず…付いていたレモンクッキーだけもらっておきました(これがメキシコシティーで役に立った。)。

MEXは変な空港です。なにしろ横になが〜〜〜〜〜〜い。端から端まで歩いて疲れました。入国はほとんど混んでなくて、かなり早かったです。

市内まではタクシー利用でしたが、タクシーチケットを買うブースがわからず、適当にゲート近くのカウンターで購入したら、なんと240ペソ。後で調べたら、かなり高かったみたい…(大汗)でもでかい車だったし、ま、いいか…という感じ(というか、時差でヘロヘロ状態で、思考力=0)。

MEXでの宿泊はシェラトン・マリア・イザベル。ネットで手配しました。$149++なのでまあまあかな?!部屋はさすがに快適でした。

このシェラトン、ソカロにも人類学博物館にも(我が家的には)歩いていける距離にあります。1階にスタバがあるので、朝ご飯に何度か利用しました。

この日は時差でお風呂に入ってなにもしないで寝倒しました。やっぱり水平になって寝るのが一番いいわ…(爆)

 

シェラトンの部屋。ま、どこの国でもそこそこ快適(笑)。

 

第2日

案の定…というか、なんというか…朝4時ごろに目が覚めて、それ以後寝られなかった。こっち方向の時差って辛い!!前に仕事でバンクーバー行ったときも、寝られなくて夕方眠くて仕事どころじゃなかった。それがしかも1週間くらい続くんだよね…

でもって、朝はめっちゃお腹がすいている(笑)。というわけで、6時半にホテルの朝食ビュッフェを食らいに行く。豪華といえば豪華なんだけど、これで一人2000円も取られたらねえ…結局、MEX滞在中、ここで朝ご飯を食べたのは初日だけだった。

今日は特に予定なし。一応市内観光のつもり…

9時過ぎにホテルを出て、歩いて人類学博物館へと向かう。

シェラトンの在る通りはパリのシャンゼリゼを真似て作ったという大通り。真中に太い中央分離帯があって、公園みたいになっている。立ち木はきれいに手入れされていて、花も植わっている。

メキシコシティー、何にびっくりしたかというと…思ったよりもず〜っときれい。ゴミが落ちてないのには感心した。

案の定…というべきか…人類学博物館への道を間違える。スペイン語なんかわからんわい!にもかかわらず、人に道を聞く。でも…通じるもんです…案外…

人類学博物館、でかいです!ひろいです!全部まじめに見たら、ほんと疲れ果てた。

館内にレストランがあるので、そこで休憩取ったり、お昼食べたりして、じっくり見た。結局、10時くらいから3時くらいまでいたような?!

展示がとても工夫されていて、あちこちの遺跡の大事な部分を復元してあるので、そこに行かなくても見た気分…(笑)これからの旅程で訪れる遺跡の基礎知識を得るにはとてもよかったかも?!

見終わって、今度は道を間違えずに(笑)、ホテルへ帰った。途中のでかいビルの1階にあった、いかにも高そうなコンビにで水を買う。ついでにお菓子も…でも思ったよりも安かった。こんな高そうな立地でもこの値段?!つまり市中はもっと安いんだろうなあ…

夜ご飯まで起きていられるはずもなく、あえなく6時に就寝。夕飯はAAの中でもらってきたレモンクッキー一袋…明日はまともなものを食べたいなあ…

ちょ〜有名な…(笑)

 

第3日

第3日目は日本から手配した現地発の一日ツアーでメキシコシティー市内とテオティワカン遺跡の観光だった。

まだまだ時差で、朝5時ごろに起きてしまう。夜だか昼だかわからない?!お腹も空いているんだか空いていないんだか?!という感じだけど、ひとまず…朝ご飯(笑)。この日はホテルの1階にあるスタバでマフィンとコーヒーですませた。

9時にロビーということだったので、待っていたけれど、待てども待てども、ガイドさんが来ない…でもお国柄のようで、他のツアーのピックアップもまだ来てないみたい。

どうにか9時半ごろ、ピックアップが来た。

今回はメキシコ観光という会社にメキシコ内の現地発ツアー、合計5本をお願いしたが、はっきり言って大失敗!!この会社、手配の段階からかなりいい加減で、大丈夫かなあ?!と心配だった。

いい加減なくせに、料金は一人前で、国内線の手配代、ツアーの手配代と細々手数料を取る。ネット大手のT○biniなどに比べても、手数料でさえ割高だった。

旅行前忙しくて、手配に時間がかけられなかったので、泣く泣く利用したけれど、絶対に薦めない!!

自分のところがやっている日本語のツアーを盛んにすすめてきたが、あまりに高いので、英語のツアーでいいとお願いしたら、嫌がらせなのかなんなのか、このツアーがひどいのなんのって…

何軒も土産物屋に連れて行かれ、結局、テオティワカンに実際いられたのは2時間くらい…ガイドの質もひどい。スペイン語と英語の説明があるはずが、英語の説明はスペイン語の半分くらい…

午後の集合が2時半だったのだけれど、担当のガイドが勝手にさぼり!どうにか他のガイドが来たものの、出発は3時すぎ、なのに帰りの時間は時間通りと、本当にいい加減なツアーだった。

結局、市内ツアーで見たのはカテドラルと市庁舎のディエゴ・リベラの絵だけ…自分で見に行ったほうが、ゆっくり見られてよかったかも…

そもそも、テオティワカンでゆっくり観光したかったので、一日かけて行けるツアーとお願いしたら、勝手にテオティワカン+市内になっていたし、しかも市内観光とテオティワカンは午前午後の別のツアーで、それをくっつけただけだった。昼食もツアー会社の近くで自分で食べろとの指示!

こういう細かい内容の説明がメキシコ観光からは全くなかった。もし内容がこんなだとわかっていたら、絶対に頼まなかった!!

本当にいい加減!!メキシコ観光は絶対に薦めません!!!!

テオティワカンでは時間が2時間しかなかったので、走り回って観光するはめに…こういうときのためにも、日ごろ、体を鍛えておく必要がある(笑)。

どうにか、2つのピラミッドの上にも登ったし、端から端まで、見所は見尽くして…でも本当に疲れた。

もしもう一度行くことがあれば、タクシーの一日チャーターをして行ったほうがいいかも…

市内に戻ったのは8時ごろで、ホテルのデリでサンドイッチとサラダで夕飯をすませた。今日は遅くまで(?!)寝ないで頑張っている(笑)。

明日はオアハカへ移動〜!

月のピラミッドから太陽のピラミッドを臨む。

 

第4日

朝早い便でオアハカへ移動。時差があるので、朝一番の便でも問題なし!ホテルでタクシーを頼んだら…案の定、高かった。

オアハカへは1時間もかからない。山の中の町らしく、山をすり抜けての着陸。こういう着陸はニュージーランドのクイーンズタウン以来かも?!

オアハカの飛行場はこじんまりしていて、田舎〜という雰囲気。

飛行場から町まではタクシーかな?!と思っていたのだけれど、チケットカウンターで何も言わなかったらコレクティーボだった。コレクティーボと言っても、かなり快適、しかも安いし…

町までは15分くらい。我々のホテルはホコテンの中にあるらしく、ここから歩いて行って!と降ろされた。

ホテルはコロニアル風の建物で、なかなかいい感じだった。窓からはカテドラルの広場が見渡せる。窓から首を出して右手を見ると、カテドラルの屋根がきれいだった。

今日はイースターのお祭りの日。街中は近隣の人々、みやげ物売り、観光客でごった返している。夜は12時くらいまで、かなりにぎわっていた。

お昼をホテルのそばのカフェで食べる。昼定食を頼んだら、400円くらいで2皿+コーヒーの立派なものだった。そこそこ暑いのでビールがうまい!

3時前に郊外のモンテアルバン遺跡へのツアーに参加した。しかし…またまたガイドが来ないんだよね…メキシコ時間はどうもきらいじゃ〜!日本人って世界で一番時間にうるさい国民かもしれない(笑)。

どうにか3時20分くらいにガイドが来て出発。遺跡までは上り坂だけれど、20分くらいで到着。

運転してきたガイドはスペイン語のガイドで、我々には別の英語ガイドが付いた。このガイドさん、かなりのお年のおじいちゃん。膝が悪いらしく、その辺の木を拾って杖代わりにしていた。

でも説明内容が面白いのなんのって!!!いろいろ質問もしたし、遺跡だけでなく周辺の民族の話や歴史、地理、本当に有意義だった。こういうガイドさんなら遺跡めぐりも本当に楽しい。

遺跡はテオティワカンに比べるとかなりこじんまりしていて、統一性がある。石に彫られたいろんな病気など、個人的にかなり興味津々。こんなところで水頭症なんて言葉を聞くとは思わなかった…

時間もちょうどいいくらいの長さで、大満足で町へと戻った。

夕飯はお昼に物色しておいたレストランで食べた。オアハカ名物のチキンのモーレソース。カカオを使ったソースってことで…慣れないとちょっとびみょ〜かも?!

ちょっと失敗したカレーって感じ…(爆)

レストランからの帰り道は人でいっぱい!路上でマリアッチや楽器の演奏もあって、すごいにぎわい方だった。すこ〜し楽しんでホテルへ戻る。

にぎわう(つまりかなりうるさい!)カテドラル広場を無視して、時差のせいでさっさと寝たのでありました!

オアハカのホテル。

モンテ・アルバン遺跡。

 

第5日

朝起きると、カテドラル広場は夕べの喧騒も嘘のように静かだった。でもすでに掃除がされていて、ちらほらとみやげ物売りが見せを出し始めている。

ホテルの下のレストランで朝ご飯を食べる。メキシコ風オムレツがおいしかった。実は卵嫌いなんだけど、スクランブルエッグにサルサをつけて食べるのは好きだったりする。

今日はビジャヘルモーサへの移動日なのだけれど、飛行機は午後なので、午前中オアハカの街中を見てまわった。

オアハカの街は碁盤の目のように道路が走っていて、コロニアルな雰囲気。建物の壁がメキシコっぽい色で塗られている。

写真を撮りながら、サントドミンゴ教会まで行く。教会の前には周辺の村からいろんなものを売りに物売りがきていた。

教会併設の博物館を見る。モンテアルバンやミトラ遺跡からの出土品が展示されている。なかなか見所たくさんな博物館だった。

昼過ぎにホテルに戻って、タクシーで空港へ。ビジャヘルモーサ行きの飛行機は一日一便。しかも途中トゥクストラ・グティエーレスという町による。飛行機はこれでもか!と言わんばかりにフランス人の団体さんでいっぱいだった。しかも彼ら、途中のトゥクストラ・グティエーレスで全員降りた。???いったい何がある街?!

日本では全く知られていない街だけれど、ヨーロッパからのツアーでは、ビジャエルモーサを拠点にしてパレンケ遺跡に行っていたのはもう昔の話で、今はトゥクストラから80kmくらいのサンクリストバル・デ・ラスカサスの街からパレンケ遺跡に行くのが一般的のようだ。サンクリストバル・デ・ラスカサスもコロニアルな雰囲気の街で、サントドミンゴ寺院が有名なのだそうだ。

我々はビジャエルモーサでラベンタ博物館を見ようと思っていたので、ビジャエルモーサ拠点にしたのだけれど、後になって考えると、ビジャエルモーサの街は博物館以外他に見るところもなく、かなり大きな町なので、トゥクストラ−サンクリストバルルートでも良かったかも?!と思ったりした。

ビジャエルモーサの空港からタクシーでホテルへ。ホテルはハイアット。普段はあまり使わないハイアットだけれど、他にこれ!というホテルもなかったので、選んでみた。客室は最近改装されたようで、かなり明るい感じで、今回の旅行中一番感じのいい部屋だった。

夕飯はホテルのレストランでビュッフェ。まぜか、まき寿司が並んでいた。

明日はいよいよパレンケ遺跡!しかしカリブ海沿岸地方、中央高地に比べるとかなり暑いし湿度が高い。一挙に夏?!という感じである。

サントドミンゴ教会のファサード

モンテアルバン遺跡からの出土品

第6日

朝7時半にロビー集合ってことで、6時半に朝ご飯。ホテルの朝食ビュッフェはかなりの豪華版だった。あったかいスープまであって、ちょっと食べ過ぎ…

思えば、今回泊まったホテルの中で、ヴィジャエルモーサのハイアットが一番良かったかも?!部屋の内装も流行りのコンテンポラリーで、明るい感じだったし、レストランのビュッフェは夕飯、ランチ、朝食ともかなりの充実ぶり。値段も思ったより安かったし…

メキシコとは思えないぴったり時間にガイドさんが来た。ツアーは我々夫婦のみ…やっぱりビジャエルモーサからパレンケに行く人、減ってしまったんだろうか…

市内からパレンケまでは大体2時間。そんなに遠くないのなら、朝7時半に出発しなくても、9時くらいで十分じゃないの?!と思ったのだけれど、朝早い理由はちゃんとあった。

パレンケ、ビジャエルモーサからはかなり内陸に入る。でもって、気候はすでに熱帯!暑いし、蒸し蒸しするし、これは日が高くなっての観光なんてできっこない!というわけで、朝?!まだ涼しいうちに遺跡を見てしまおうってことらしい。

9時過ぎに遺跡に着くと、すでに観光客がいっぱいだった。イースターの休み中だしねえ…

前にも書いたけれど、パレンケの遺跡、今回訪問した遺跡の中で、一番よかった!ジャングルの中にある!ということで、ロケーションが最高だというのもあるけれど、かなり短い時代で作られたせいか、遺跡としてのまとまりがいい。統一美とでも言おうか…

パレンケ遺跡は7世紀にマヤの王様パカルによって建設が始まって、その息子チャン・バールムによって完成された。碑文の神殿、宮殿、太陽の神殿など見所が多い。

パレンケ遺跡はなにしろレリーフが繊細で美しい。ガイドさんがかなりしっかりと説明してくれたので、とても充実した遺跡観光となった。

最後に博物館を見学して、1時頃遺跡を後にした。いや〜、暑くて、暑くて、さすがの我々も4時間も見れば十分でした!

お昼を戻り道のレストランで食べて、ホテルに戻ったのは4時くらいだった。

ホテルのプールで泳ごうかな?!と思ったら、ものすごい人&水がいまいちきれいじゃないのでやめた。このホテルで唯一?!の難点はこのプールかも…もっと大きかったらねえ…でもって、もうちょっとメンテすべきだと思う。

しかしさすがに疲れた…シャワーして部屋でごろごろ…

夕飯はまたしてもホテルのビュッフェ。でもほんと、このビュッフェはお薦め!

明日は午前中ラベンタ博物館を見に行って、メリダへ移動予定。

どくろの神殿

十字架の神殿から宮殿方向を臨む

宮殿全景

十字架の神殿の階段。疲れた〜(笑)。

 

第7日

今朝もホテルのビュッフェで目いっぱい食べた(笑)。

部屋は13時までに空ければよいので、部屋に荷物を置いたまま、歩いてラベンタ博物館へ行く。

博物館…と言っても、野外の森?!みたいなところに、ラベンタから出土した石像を並べて展示しているので、公園という感じ。実際、まわりはでかい公園になっていて、市民の皆様がジョギングしたり、散歩したり…という感じ。

でもって…なぜか、博物館の中に動物園が併設されている(笑)。

ラベンタといえば、オルメカ文明!そう、あのでかい人の頭!で有名だ。実物をみての感想は、やっぱりでかい!(まんま)でもって…後頭部が…絶壁(爆)。

やっぱりでかい!


ゆっくりひとつひとつ見ながら公園内を歩いて、ついでに動物園も見たら、ちょうどいい時間だった。

ホテルに戻って、シャワーして、荷物をまとめて…時間があったので、またまたホテルのレストランでビュッフェの昼食!(笑)食いすぎだって!!

2時半頃、タクシーで空港へ。我々が今日乗る便はちょっと変わっていて、メキシコシティー−オアハカ−トゥクストラ−ヴィッジャエルモーサ−メリダ−カンクン−ハバナと一日で飛んでいる(らしい)。一昨日、この便のオアハカートゥクストラーヴィジャエルモーサに乗ってきた。今日はビジャエルモーサ−メリダに乗る。

確かに…見覚えがあるような機体?!

メリダの空港はそこそこ大きい。ちょっと観光地らしい感じ。

空港でお金を替えようと思ったら、唯一の銀行が閉まっていた。どうしよう…タクシー乗り場でペソないんだけど…と言うと、ドルでもいいと言うので、ドルで払う。レートがいい加減なので、かなり割高。でも仕方がない…どっかでお金を替えないと。

メリダのホテルは…これまたハイアット。街中でもいいかな?!と思ったんだけれど、うるさそうなイメージがあったので、ちょっと町外れのハイアットにしてみた。

市内中心から3.5Kmと某ガイドブックに書かれていたので、町まで歩くのはちょっと無理かな?!と思っていたら、いろんなひとの言うことを総合すると、そんなに距離がなさそう…最終日に歩いてみるか?!

メリダのハイアットは古いのか、部屋は広いんだけどくら〜い…プールはでかいけど、思ったよりも涼しくて泳ぐ気になれない。宝の持ち腐れ状態。

でも交差点の向こうにコンビニみたいな店もあるし、翌日気が付いたのだけれど、向かいのフィエスタアメリカーナホテルの1階には土産物屋も両替屋もあって、かなり便利だった。

この日は朝、昼とビュッフェで食べまくったので、夕飯は抜きにしてお菓子をつまんで終わった。

明日はウシュマル&カバー遺跡ツアー。よく寝て、明日も楽しもう!

ハイアット・メリダの部屋。なんか内装が古臭いよねえ…

 

第8日

ハイアット・メリダの朝ご飯ビュッフェはすごくふつ〜でがっかり…というか、ヴィジャエルモーサがすご過ぎたんだろうけど…

朝一番にホテル向かいの両替屋でお金を替える。どうも円を替えるよりもドルを替える方が率がいい。それだけメキシコにとってアメリカが重要な国ってことか…

朝9時にロビーってことで、時間にうるさい日本人、8時50分くらいにロビーに行く。

でもって…待つ。

ひたすら待つ。

30分…

まだ迎えは来ない。

どうも我々日本人、待たされるってことになれない。我慢できず、ホテルのフロントに頼んで、ツアー会社に電話してもらうが、なんと誰も出ない!おいおい!大丈夫か?!

仕方がないので、テレカを買って、メキシコシティーのメキシコ観光のオフィスにかけようとしたところ…

急ぐ様子もなく、しれ〜っとガイドが来た!

どうもメキシコ時間、我々には合わない!ほんと嫌い!精神的に良くない!むかつく!

今日のツアーもどうやら、スペイン語と英語のバイリンガルツアーのようだ。メキシコシティーでのろくでもないツアーを思い出す。英語の説明、期待できないよねえ…ま、自分達でガイドブック見ながら観光すればいいか…

きょうの行き先はカバー遺跡とウシュマル遺跡。どっちもメリダからはそれほど遠くない。しかも、ユカタン半島、観光地開発が進んでいて、道路が立派。かなり快適なドライブだった。これならレンタカーでもよかったかもね。

メリダ近くにはかつてのアシエンダ(農園)が改装されて、豪華ホテルになっているところがいくつかある。もし次回来ることがあれば、レンタカー借りて、そういうところに泊まりたい。ま、財布と時間が許せば…だけど。

カバー遺跡に着くと、ツアーグループが英語とスペイン語に分けられた。違う車で来たツアーも同様に2分されて、うちのガイドが英語、違う車のガイドがスペイン語の説明を担当する。なんとも、よくできている!これなら、時間も短縮、ガイドも2ヶ国語しゃべらなくていいから、楽な?!わけだ。

というわけで、どうにか英語の説明付きとなった。

カバー遺跡はそれほど大きくない。見所もいまひとつ。でも雨の神様チャック・モールいっぱいの宮殿が素晴らしかった。

その後、来る途中にあったホテルで昼食。一緒のツアーのイギリス人夫婦、日本人の女の子×2、オーストリアから来たカップル?!などなどと話をしながら食べた。

午後はウシュマル遺跡。こっちはかなり大きい。しかもかなりきれいに修復されている。特に魔法使いのピラミッドは圧巻!他にも、大ピラミッドから見た鳩の家は素晴らしい眺めだった。

 

魔法使いのピラミッド

建物の角の装飾


我夫、実はすごい高所恐怖症なのだ。でも今回の旅行では、テオティワカンのピラミッドから始まって、ほとんどの場所でピラミッドに登っている。かなり怖がっている感じがするんだけれど、がんばるがんばる!聞けば、ひたすら遺跡が見たい一心らしい。好きなこと、興味があることには本当にがんばるひとなのであった(爆)。

観光後、車でメリダ市内へもどる。帰りはうちのホテルから降ろしてくれるのかと思いきや…なぜか市内からで、結局ハイアットは一番後(笑)。どうも???なのでありました。

道向かいのコンビにでビールとつまみを買う。結局、今日も夕飯はこれだけで終わった。どうもこっち方向の時差は夕飯が食べられないで終わってしまう。今日で8日目になるのに、未だ時差がすっきりと取れたとは言えないのだ。

明日は最後の遺跡、チチェンイツァー。また朝、待たされるんだろうか…(笑)

 

あちこちで見かけたでっかいとかげ。食えるらしい。

 

第9日

本日は最後の遺跡、チチエンイツァー!昨日と同様、朝9時にロビー集合。ここまでメキシコ時間に散々裏切られていたので、日本人とは思えない9時ぴったりくらいにロビーに行く。

すると…昨日とは違うガイドが9時10分くらいに来る。ま、こんな日が一日くらいあってもいいでしょ!

でもって…このガイド、めっちゃ英語がうまい!今までのガイドは一応言いたいことがわかるか?!程度だったのが、この人はなまりもほとんどないし、ボキャ的に我々よりずっとすごいかも?!後で聞いたら、おっかさんが英語のせんせーなんだと…大学で英語を専攻して、アメリカに住んだこともあるみたい。

今日のツアーの車の中の英語人口は我々夫婦だけだったのに、ちゃんといろいろ英語で説明してくれた。

チチェンイツァー遺跡はさすがにユカタン観光の目玉!遺跡のゲートからして立派だし、入り口のチケット売り場もすごく大きい。

しかしすごい人…

ここで昨日と同じように、英語とスペイン語に分かれて、英語は違うガイドになる。ちょっと残念…英語ガイドは年取ったおじさんなんだけど…説明が長い…くどい…

なにしろ今まで4ヶ所の遺跡を見てきたから、いろんな歴史背景なんかはだいたい理解している。でも同じグループになったアメリカ人の親子は今日がはじめての遺跡観光ってことで、ガイド、そっちに気を使っているみたい…かなり細かいことまで説明するする。

遺跡を見ないで、説明を聞くばかり…つまら〜ん!!!

しかも…全部見てまわれる?!時間がないぞ〜!球技場に入るまでにすでに40分くらいが過ぎてしまっているし…

結局我慢ならず、途中でガイドからは離れて行動をすることにして、ガイドにもそう伝える。帰る時間は決まっているので、自分達で見て、集合場所に行くことにした。

後から思うと、この判断はめっちゃ正しかった。この後、かなり急ぎ足で見てまわって、やっとオールド・チチェンまでどうにかみることができたけれど、ガイドの調子だとオールドどころか、新チチェンでさえ半分くらいしか見られなかったかも…

ひとまず、エルカスティージョの内部を見るために行列に並ぶ。一度に15人くらいなので、かなり待たされる。待っている間、夫とかわりばんこで戦士の神殿などを見に行く。

思ったよりも早く内部に入ることができて、狭い暗い階段を上ってジャガー像とチャック・モールを見る。

エルカスティージョは元々あった神殿の上に神殿がキャップをかぶせるようにして建築されている。つまりジャガー像やチャック・モールは古い神殿のもので、屋上で野ざらしだったのが、新しい神殿によって屋根ができたということらしい。

もちろんエルカスティージョにも登る。高いところが好きな私としては、登らずにはいられない!(笑)見晴らしが良くて、風が気持ちいい。

エルカスティージョ


その後、戦士の神殿、千本柱などなど見て、オールド・チチェンへ行く。カラコルなどを見たら、ちょうどいい時間になっていた。

戦士の神殿


車に戻ると、英語のうまいガイドが「全部見ることができるか心配だったんだけど…」という。英語担当ガイドの説明が長いことをどうやら知っていた模様…「全部みたよ!」というと、笑っていた。

お昼をツアー客ばかりでめっちゃ繁盛しているレストランで食べて、メリダに戻る。今回はハイアット、フィエスタアメリカーナなどの郊外ホテルから降ろしてくれた。

時間が早かったので、ホテル近くのショッピングセンターに行く。といってもなにも買わず、何がどのくらいの値段で売られているかを見て終わった。

夕飯をホテルのレストランで食べる。ビュッフェはやってなかったので、アラカルトで頼む。味は良かったんだけど、量が多くてまいった…

明日は観光最終日。朝、メリダの博物館に行って、市内をちょっと散策予定。夕方にはメキシコシティーに戻る。

 

第10日

ついにメキシコ旅行も残すところ後1日となった。長いようで短かったなあ…

朝ご飯を食べた後、チェックアウトして荷物をホテルに預ける。お昼くらいに帰ってくれば十分飛行機には間に合う。

今日はメリダ市内の観光予定。まずユカタン人類博物館へ行く。

ホテルで聞いたところ、博物館までは6〜800mという感じ。某○○の歩き方に書かれているのとずいぶん違うような?!いつもの事ながら、このガイドブックはいいかげんな情報が多い。

メキシコ編の最高傑作はメリダのホテル情報部分!我々の泊まったハイアットは「中心部から約 3.5Km北にある」と書かれていて、フィエスタアメリカーナは「中心部から2Km北にある」と書かれている。ところがハイアットとフィエスタアメリカーナ…道向かいなんだけど…(爆)

ともかく、歩いて博物館へ。途中、メリダのシャンゼリゼ、モンテホ通りを通る。いや〜、すごいうちがいっぱい建ってる。かつてのアシエンダの持ち主が競うように建てたおうちらしい。さすがに今は一般家庭は少なくて、会社やら銀行やらに利用されている建物の方が多かった。

これ普通の家なんですよ!


アメリカ領事館もこの並びにあるのだけれど、ビザ申請のかなりなが〜い行列ができていた。メキシコ人にとって、アメリカで働くってことはどんな意味を持つのだろう…なんて漠然と考えたりして…

博物館もかつての大邸宅?!という感じの建物だった。表はし〜んとしていて、あれ?!休み?!と心配になったが、入り口は大通りから一本入ったところにあって、ちゃんと開いていた。

小ぢんまりした博物館だったけれど、周辺遺跡からの出土品をわかりやすく説明付きで展示してあって、なかなか楽しめた。

 

チチェンの戦士の神殿の上にあるやつと…同じ?!


博物館を出た後、徒歩で市内中心部へと歩く。メリダの市内はコロニアルな雰囲気で、道が碁盤の目のように走っているからとてもわかりやすい。でも交通量が多いので、歩道を歩くのはあまりいい感じではない。

街の中心ソカロはたくさんの人でにぎわっていた。ソカロから南側は下町という感じで、市場やらお店やらがごちゃごちゃあって、すごいにぎわい方だった。

荷台付き自転車。新車で2万5千円くらい。高い!


州庁舎(壁の絵がすごくよかった!)やらデパートやら、教会やら、あちこち見て、ぶらぶらとホテル方向へ帰る。

ホテルで荷物を受け取ってタクシーで空港へ。

ついにすべての観光メニューが終了。今日はメキシコシティー空港のホテルに泊まって明日朝一番の飛行機で帰途につく。

初めてのメキシコ。思ったよりもずっと安定した国だった。観光地ばかり訪問したというせいもあるけれど、街中はどこも掃除が行き届いていてきれいだったし、私が考えていたよりもずっと人々にうるおいが感じられた。

時差のせいであまり食事らしい食事をしなかったけれど、スパイシー大好きの我々としてはメキシコフードはとても口に合った。今度行くときはぜひ本格メキシコ料理を堪能したい。

遺跡はどこも素晴らしかったけれど、メキシコに行くまでマヤ文明しか知らなかった私としては、時代、そして場所でずいぶんといろんな文明が繁栄したのだと目からうろこ…状態だった。

今度行くときは北部のコロニアル都市、カリブ海沿岸のリゾートなんかもいいかもね?!

でも一番興味があるのは、アシエンダ!スターウッドのラグジャリーコレクションに何軒か入っているのだけれど、これがかなりすごそう!ぜひ、一度泊まってみたい!

決算報告(笑)!

航空券
国際線 NRT-DFW-MEX往復 JALのマイルでAA C class無料航空券利用 税金約¥9,000/人
国内線 MEX-OAX-VSA-MID-MEX 4セグメント$120×3+$150×1+TAX=$690/人 メキシコ観光で手配

ホテル
MEX Sheraton Maria Isabel $149+税サ 3泊 spg.comで予約
OAX Hotel Marques del valle ¥15,000 1泊 メキシコ観光にて手配
VSA Hyatt Villahermosa $104+税サ 2泊 hyatt.comで予約
MID Hyatt Merida $$118+税サ 3泊 hyatt.comで予約
MEX Hilton Mexico city airport $169+税サ 1泊 hilton.comで予約

現地発ツアー
Mexico city and Teotihuacan $50
Monte Alban $25
Palenque $95
Uxmal and Kabah $70
Chichen Itza $70
total $310/人 メキシコ観光で手配

メキシコ観光手数料 国内線 ¥5,000/人、現地発着ツアー ¥2,000/人

というわけで…概算総額43万円!¥215,000/人
この時期の同内容のツアーがエコノミーの航空券込みで35万〜なので、国際線航空券がタダな分、安く上がったという感じ。

削れる部分としては、国内線の航空券をアエロメヒコ直接手配にして、オアハカのホテルをネットで手配して、現地発ツアーを現地到着後、ホテルや旅行会社で手配したら、メキシコ観光に取られた手数料¥14,000円は少なくとも削減できたはず…

今回、現地での状況から判断すると十分、現地到着後のツアー手配で問題ないと思われるので、次回はすべて現地手配にしようと思う。

でもって、国際線の航空券をあまりよく考えずに、NRT-DFW-MEX往復で発券しちゃったけど、NRT-DFW-MEX/CUN-DFW-NRTとすれば、国内線もMID-CUNとすることができて、$30/人安くすることができたし、最終日のHiltonを違うホテルにすることができた(多くを語りたくないが、なにしろ嫌な目にあった(笑)。)。

ま、こんなもんですかね…