大ループ

 
Preah Khan
プリア・カンとは聖なる剣という意味だそうだ。ジャヤヴァルマン7世がチャンパ軍との戦いに勝った記念につくられた仏教寺院である。ここにはアンコール遺跡のなかで唯一の2階建ての建築物がある。

 

入り口の門はバイヨン型。

苔むしていて趣深い。

2階建ての建築物。ちょっとギリシャの建物に似ているような?!

 

修復が進められているが、あちこち崩れた建物が多い。

ここにもスポーンの木。

体がやわらかくないと、こうは踊れない?!

 

Neak Pean
絡み合う蛇の名前の通り、中央にある建物は2匹の蛇がその台座に巻きついている。ここは治水に関する信仰を象徴する寺院で、これまたジャヤヴァルマン7世により12世紀末に建築された。

大きな四角い池の4辺に小さな四角い池がそれぞれ付属している。各小池の入り口には4種類の像の取水口がある。

 

中央祠堂。(見難いが、台座の周りに蛇が巻きついている。) 取水口のひとつ。これは人頭。他に、象、獅子、牛がある。

 

Ta Som
ここもジャヤヴァルマン7世が12世紀末に建築した仏教寺院である。もともと僧院だったために、その住まいの跡も見られる。

 

西門。

 

内部の祠堂。 東門はスポーンに覆われている。
ここのデバダーは個性的。髪をとかすデバダー。

ちょっと高慢ちき風デバダー。

 

East Mebon
東バライ(貯水池)の真中にある。ここは古く、ラージェンドラヴァルマン2世によって952年につくられたヒンドゥー教(シヴァ派)の寺院である。

かなり大きな寺院で、中央祠堂からは遠くまで見渡せる。

 

中央祠堂から経堂のひとつを見たところ。

周壁の4隅に等身大の象の像。

入り口から中央祠堂を見上げる。

 

Pre Rup
東メボン同様の建築物。ここもラージェンドラヴァルマン2世によって961年につくられたヒンドゥー教(シヴァ派)の寺院である。中央伽藍と東塔門の間には、死者を荼毘に付した石の槽が置かれている。

 

入り口から見た全景。

デバダー。ラテライト製のせいか、崩れがひどい。

第1段目の経堂。

 

Banteay Kdei
バイヨン風の寺院である。ここはジャヤヴァルマン7世が12世紀末に建築した仏教寺院である。

アンコール遺跡国際調査団が教育研修などに利用している遺跡だけに、かなりよく修復されている。

 

バイヨン風の門。

 

長い廊下が続く。 私のお気に入りNo.1デバダー。
内部はバイヨン同様、周壁に囲まれた中に伽藍が存在している。

 

塔門を横から見たところ。

苔むしたデバダー。

倒れそうな回廊を木で押さえてある。

 

中央祠堂、入り口部分。

ここのデバダーはいろんな顔があった。
経堂。 冷たい微笑み。 男性的な雰囲気。

 

Sras Srang
王様の沐浴のための池なのだそうだ。子供が魚をとっていたり、なんと石鹸で頭を洗っていたりして、とてものんびりとした雰囲気だった。

 

テラスから池を見る。

池の周囲は階段状の縁取りがされている。