アジアの世界遺産

インド (5/22)

コナーラクのスーリア(太陽神)寺院

コナーラクはインド東部のオリッサ州にあるヒンドゥー教寺院の遺跡である。寺院全体が太陽神スーリアの馬車の形をしており、両側にあわせて12個の車輪がある。カジュラホに次いですごいという、ミトゥナ像の細かい彫刻が全面に施されている。

行き方:最寄の町はプリー。バスの便がある。

タージ・マハル廟

だれもが一度は写真などで見たことがあるはず。実際に見に行って、「へ〜、本当にあるんだあ!」というのが素朴な感想だった。あんなに大きな建物が、だたひとりの人間(正確には、ムガール朝第5代皇帝、シャー・ジャハンのお妃、ムムターズ)のお墓だというからびっくり。建物の表面や内部に施された装飾がほんとうに美しい。色とりどりの石をはめ込んだ模様はぜひゆっくりと見たい。

行き方:アグラ市内にある。デリーからの、アグラ日帰りツアーもある。

アーグラ城塞

ムガール帝国時代の代表的な建築物のひとつ。第3代アクバル皇帝によって建築された。赤い砂岩でできているので、レッドフォートとも呼ばれる。ここもタージマハル同様に、石が埋め込まれた壁の装飾が美しい。はるか遠くにタージマハルを見ることができる。晩年ここに幽閉されたシャー・ジャハンが、毎日ここから、后の墓所を眺めてすごしたと言われる。

行き方:これもアグラ市内。

デリーの最初のモスクとクトゥブ・ミナール

デリー最初のモスクは、もともと、ヒンドゥー教の寺院があった場所に造られた。そのために、柱にヒンドゥー教の彫刻が施された石がそのまま使われていたりするので、細かく観察するとおもしろい。クトゥブ・ミナールはそのモスクの横に作られたミナレットであるが、一般的なイスラム教モスクのミナレットではなく、戦争勝利の記念塔の意味で造られた。今でもかなり高い(72.5m)が、かつてはもっと高かったそうだ。

行き方:デリー市の南部。町の中心からタクシーで30分強。バスもある。

デリーのフマユーン廟

名前の通り、ムガール朝、第2代皇帝、フマユーンのお墓である。タージマハルといい、ここといい、ムガール朝時代の墓所は、なにしろ規模が大きい。周りの庭園も修復が進められており、緑豊かなかつてのフマユーン廟が復活する日も近いかも?!

行き方:デリー市の南東部。タクシーで20分くらい。バスもある。

 

インドネシア共和国(2/6)

ボロブドールの仏教寺院群

ずっと密林のなかに埋もれていたが、19世紀初頭に発見された。世界最大の仏教遺跡だ。遠くから見ると、鍋蓋を閉じたような特異な形をしている。すべての層がおびただしい数の像やレリーフに飾られている。このようなものを造らせる信仰の力は本当に驚愕に値する。

行き方:なんとバリから、飛行機の日帰りツアーで行ってしまいました。でも、もっとゆっくり見たかったです(しかも、強行軍で疲れたし…)。残念…

プランバナンのヒンドゥー教寺院群

ボロブドールから距離が少ししか離れていないのに、こちらはヒンドゥー教の寺院である(どちらも8〜9世紀に造られたものなので、複数の宗教が混在していたことになる。)。シヴァ堂の回廊には、かのラーマヤ−ナの物語が彫られている(とガイドさんが言っていた。)。

行き方:これも前述のツアーに入っていました。

 

タイ王国(1/4)

アユタヤと周辺の歴史地区

アユタヤは14世紀から約4世紀間、アユタヤ王朝の首都として栄えた。また朱印船が行き来した時代には日本とも交流が盛んで、千人を越える日本人が住んでいた記録もあるという。中心寺院はワット・プラ・スィー・サンペット、ワット・プラ・マハタートなどであるが、破壊されてしまった部分も多い。

行き方:かな〜り昔、バンコクから日帰りクルーズツアーで行った。ちょっとあわただしいが、チャオプラヤ川のクルーズはなかなかよかったです。

 

マレーシア(1/2)

キナバル公園

キナバル山は高さ4101mで東南アジア最高峰である。キナバル山のまわりは、高度によって多様に変化する植生や生き物が本当に豊かである。かの世界最大の花、ラフレシアも運が良ければ見られる(らしい。)。

行き方:コタキナバルから各種ツアーあり。本格的にキナバル山に登ることも可能。我々はコタキナバルからの日帰りツアーに参加。それでも、標高1500mくらいでトレッキングしたり、かなり楽しめました。

 

中華人民共和国(5/28)

万里の長城

人口衛星から見える人口建造物が2つあって、ひとつがエジプトのピラミッドで、もうひとつが万里の長城だとか?!本当かどうかは知らないが、ともかく、全行程6000Kmというからびっくりである。要所要所に関所やのろし台、見張り台などが置かれている。見に行ったのは、(観光客に)有名な八達嶺だが、本当にjこんなものよく造ったなあと感心してしまった。

行き方:北京市から日帰りツアーで行った。

故宮

明、清時代に、なんと500年間24代の皇帝が住んでいた城(紫禁城)である。なにしろ規模が半端じゃない。映画、ラストエンペラーの世界そのものである。内部に収められている宝物も量、質ともにすごい!のひとことに尽きる。

行き方:地下鉄前門駅下車。天安門広場を抜けていく。

始皇帝陵と兵馬傭坑

1974年に発見されたときの世間の驚きは今でも記憶に新しい。始皇帝の地下軍団は総計7000体にも及ぶ。しかも、兵士だけでなく、騎馬軍団や戦車軍団もあるのだ。実際に行って見て、本当にびっくり&感動した。だって、ひとりひとり、顔が違うんだよぉ!

行き方:最寄は西安市。ツアーもある。

頤和園
「いわえん」と読むのを知らなかった。清の乾隆帝が夏の離宮として建造した。その後、特に西太后のお気に入りだったとか?園内はめちゃくちゃ広く、昆明湖のあたりは北京市民の憩いの場のようだった。園内にあるレストランで宮廷料理なるものを食べたが、干しなまこが出たことしか覚えていない…

行き方:北京市内からタクシーかバス。