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こんなところに、こんなものがあろうとは…
北極圏の小さな町アルタで、6000年前の岩絵が発見されたのは、1970年代のことである。 スウェーデンのタヌムのものとちょっと似ているがここのものはタヌムのものよりもかなり古い。しかし、ここのすごいところはその場所だと思う。そんな北のはずれなのだ。 岩絵はフィヨルド沿いの岩場の上に点々と散らばっている。絵の題材の多くは狩りの様子で、人が弓でとなかいを射たり、白熊と思われる大きな動物と対峙しているものなど、その時代の人々の生活の様子をうかがうことが出来る。 岩絵のある岩場のそばに、博物館があり、内部には岩絵の説明や、そのころの人々の生活についての展示を見ることが出来る。 博物館の敷地内には、遊歩道が備えられ、この遊歩道を、岩絵を見ながら歩くことができるようになっている。 北欧旅行中にトロムソで会った、東京のノルウェー大使館の方から聞いた話であるが、これらの岩絵に興味を持ち、毎年夏にアルタに出かけては、岩絵の拓本を取っている日本人がいるそうだ。 そのような情熱を起こさせる力が、この岩絵にはある。 行き方:アルタはトロムソ、オスロから飛行機の便がある。もしくはバス。町内はバスで移動(かなり、でれ〜っと広い町なので…)。 |
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アルタの博物館 |
岩絵1。人がトナカイと格闘中?! |
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岩絵を見ながら歩く遊歩道。 |
岩絵2。舟に乗る人々。 |
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