アフリカの世界遺産

アフリカ大陸は、まだエジプトにしか行ったことがないです。北アフリカのイスラム文化遺産や、ローマ時代の遺跡はぜひ見に行ってみたいです。また、アフリカと言えば、大自然。サファリツアーに行きたいなあ…

エジプト・アラブ共和国(4/5)

フランスに住んでいたときに、年末年始の休みを利用して出かけた。某フランス有名パックツアー利用。遺跡めぐりとナイル川クルーズという、おのぼりさんコースだった。でも感動した!

ツアーでは、パリからルクソール空港へチャーター便で入った。なにしろクリスマス休暇中ということで、機内は満員。航空会社はエジプト航空ではなく、名前も覚えていないようなマイナーな会社で、シャルル・ド・ゴール空港で初めてT9なるターミナルを利用した。ボーディング・パスに、座席番号が書かれていたにもかかわらず、機内では好きな席にすわってもいい!というわけわか?!状態で、我々が確保できたのは最後尾、トイレの横だった。最初から、どうなるんだ?!と心配ばかり…

それでもルクソールに無事に着いて、いよいよクルーズ船に乗船。ルクソール近辺の観光後、ナイル川をさかのぼり、アスワンまでクルーズする。その間、エドフやコム・オンボなど、川沿いの遺跡を訪れた。アスワンでは、アブシンベルへのオプショナルツアーにも参加した。

クルーズ船。なんとプールまでありました!

コム・オンボ遺跡のレリーフ。クルーズに時間がかかって、遺跡の公開時間を過ぎていたのだが、ガイドさんの交渉によって開けてもらうことができた。

その後、カイロへ飛んで、ギザ、サッカラでピラミッドなどを見学し、カイロ市内でモスクなどを見て、パリへともどった。合計、8日間のツアーだった。

アブシンベルからフィラエまでのヌビアの遺跡群

これはツアーには含まれていなかったが、オプショナルツアーだった(なんとひとりFF1000。)。でもせっかくエジプトに行くのに、これを見ないなんて!ということで、参加した。アスワンから飛行機でアブシンベル空港(?っていうのか?)へ。空港からはツアーのバス。朝めちゃくちゃ早かったので、頭がぼ〜っとしていたが、それでも見た瞬間、すごい!と思った。ユネスコは、これを引越しまでさせたそうだが、納得。しかし、こんなものをつくらせたラムセス2世!あんたはいったいなにもの?!

やっぱりすごい!呆然と口をあけて、見入ってしまった…

全体像。観光客も押し寄せる!

フィラエはナイル川に浮かぶ島で、イシスを祀る神殿がある(った?これもフィラエから引っ越しているんだそうだ。)。

フィラエ神殿のレリーフ。

突然ですが、らくだに乗って、砂漠ツアーにも行きました。らくだの名前は「ビジュー(フランス語で宝石のこと)」。

ナイル河に浮かぶファルーカ。雰囲気抜群!
メンフィスとそのネクロポリス(ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯)
あれを人力でつくったというのがやはり信じられん。エジプト人って、すご〜く力が強かったのか?などと、ばかなことを考えてしまった。働いた人足にちゃんと給料が払われたらしいので、あのくらい大規模な経済活性手段はないかも?日本も、あのくらいやるか?!

いかん、あまりにすごすぎて、まじめに考えられない…

説明の必要、ないですね?!

ピラミッド近くに残っている古王国時代のお墓のレリーフ。新王国時代よりもずっと繊細で美しい。

かばの子供が生まれようとしているのを、後ろからわにが狙っているという、しょっとブラックなモチーフ。

舟にのって人々が、動物を積みこもうとしているところ?!
古代テーベとそのネクロポリス

なにしろ見所ありすぎ。我々が訪れたのは、ハトシェプスト葬祭殿、カルナック神殿、ルクソール神殿、王家の谷の3ヶ所のお墓だった。個人的には、王家の谷のお墓をもっと見たかったなあ…

王家の谷のお墓の入り口。表はつまらない(?)けれど、内部は壁に絵や彫刻が施されていて、別世界。

ハトシェプスト葬祭殿。数年前の銃の乱射事件は本当に悲しい出来事だった。

ハトシェプスト葬祭殿の壁画。色がこんなに美しく残っているなんて!

カルナック神殿。「そしてだれもいなくなった」の世界!

ルクソール神殿のレリーフ。
イスラム都市カイロ

たくさんのモスクがある大都会。旧市街の怪しい雰囲気と新市街(ヘリオポリス)の整然とした町並みが対象的である。

一番大きいというモスク。内部の装飾も美しかった。

イスラム都市とは関係ないが、見逃せないのが、エジプト考古学博物館。やはりあの、ツタンカーメンの黄金マスクはすごい!

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